更年期世代のたるみがちな体に!全身の筋力アップと引き締めに効く1ポーズ〈寝たままできる〉
体にさまざまな変化や不調を感じやすい更年期世代ですが、その一つに「体のたるみ」があげられます。寝たままでき、全身の筋肉をしっかりと働かせるポーズでたるみを解消していきましょう。 *写真で詳しいやり方を見る→全身の筋力アップと引き締めに効く1ポーズ〈寝たままできる〉 ■更年期に体がたるみやすくなるのはなぜ? 更年期にはホルモンバランスの変化が起こり、特に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少します。エストロゲンは体内の脂肪や筋肉の分布に関わるため、筋肉量の減少や筋力の低下、脂肪の増加を引き起こし、姿勢の崩れも原因となって体のたるみが生じやすくなります。 ■効率よく全身を引き締める「手を背中で組むバッタのポーズ」 今回は体のたるみに効果的な「手を背中で組むバッタのポーズ」をご紹介します。うつ伏せの姿勢から行い、背中全体の筋肉を主に使いながら、全身を効果的に引き締めることができます。 ■■主な効果 背筋の強化 手を背中で組んで体を反らせる動きで、背中全体の筋肉を使います。これにより背中が引き締まり、姿勢が安定して背中のラインが整います。 腹筋の強化 バッタのポーズは背中の筋肉だけでなく、腹筋にも効果的で、体の前面と後面をバランスよく鍛えられます。ポーズ中にお腹を軽く引き締める意識を持つと、腹筋をさらに強化することができます。 お尻と太ももの引き締め バッタのポーズでは、脚を床から持ち上げてキープすることでお尻や太ももの筋肉を強化できます。これらの筋肉をしっかりと使って引き締めることで、下半身全体の安定感が増し、バランスが良くなります。 見た目姿勢改善 全身を引き締めることで姿勢を整え、たるみによる「老け見え姿勢」の改善にもつながります。 ■■やり方 ① うつ伏せになり、左右の肩甲骨を寄せるようにしながら背中で手を組む。 ② 息を吸いながら、腕と肩が後ろに引っ張られるようなイメージで胸を床から持ち上げ、両脚も床から浮かせて、つま先を後ろに遠くのばす。 ③ 全身を前後に長く伸ばすようにしながら、呼吸を3-5回ほど続けてキープする。 ④ 終わったら手足を下ろし、お尻をかかとに乗せて上半身を前に倒し、両腕は前に、肘を曲げて休む。 ライター/吉田加代子(ヨガ講師)
吉田加代子