キレる妻に「そうだね、わかるよ」とヘタな共感はNG。「ちょっとトイレ行ってくる」が有効だと、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
キレる妻をなだめる言葉選び
既婚者なら誰だって「奥さんから理不尽に怒られた」なんて経験がある。特に共働きの子育て世帯だと、お互いに忙しくイライラを溜めがちになる。「女性に対しては共感を示すべし」という論調もあるが、本当に有効な怒りの鎮め方とは何だろうか。
怒りが収まらない人には、ヘタな共感の言葉は逆効果
自分では解決しようがないことで怒る人っていますよね。 例えば、「子供が言うことをきかない」「職場でイヤなことがあった」など、イラついたパートナーが自分に怒りの矛先を向けてきたとき。 自分のコントロールが利かないことで文句を言われているわけで、理不尽な話ではあるのですが、関係性によってはそれがまかり通ったりしますよね。 すると、「なんとかなだめる方法はないだろうか」と悩んだあげく、「いったん落ち着いて」などと言葉をかけてクールダウンさせようとする人がいたりします。 しかし、このリアクションが相手を余計に怒らせたりします。イライラが収まらない人は、「何か怒りの原因を解決したい」というわけでなく、単に腹の虫がおさまらない状態になっているからです。 興奮状態の人を落ち着かせようと言葉をかけても、揚げ足取りの材料にされるだけ。「そうだよね」「わかるよ」などとテンプレの共感を示す言葉で逃げようとしても、「適当に言ってるでしょ!?」と、攻撃材料にされかねません。
では、どうすればいい?
では、どうすればいいか。こういうときは逃げの一手です。共感よりもその場から離脱できる言葉を探しましょう。 なぜなら、長時間怒り続けるのはエネルギーが要るので、多くの人は疲れてトーンダウンします。その時間を稼ぐために、相手が「仕方がない」と思うような口実を選ぶのがベスト。 「お茶をいれてくるから、飲みながらゆっくり話そう」 「ちょっとトイレ行ってくるから、その後でじっくり聞くよ」 「窓が空いているから、近所に声が聞こえないように閉めてくる」 などと、とにかく逃げましょう。夫婦ごとに通用する言い訳は異なると思いますが、相手にとって「今それをしないと後々困る」と思うような内容だと、比較的受け入れやすいものです。