【大学生活とお金】朝夕2食つきの女子寮でひとり暮らし 長期休暇に週6日まとめてバイト
多くの資格を取得して、長く働き続けたい
――地元を離れて初めてのひとり暮らしはいかがですか。 実家にいるときよりも、一人の時間を確保できるようになったので、日々の生活の中で心のゆとりが生まれた気がします。寮での生活なので、タイムスケジュールが規則的に決められているとはいえ、実家にいるときよりも自由を感じます。ただ、生活をするうえでのちょっとした悩みや、友達にもなかなか言えない悩みをすぐに親に相談できないので、そういうときは少し寂しさや不安を感じます。 昨年、インフルエンザに感染したときは自分でタクシーを呼んで病院に行ったり、薬局に行って説明を聞いたりしなくてはいけなかったので、大変でした。とはいえ、寮母さんがタクシーの手配を手伝ってくれたり、同じタイミングで感染した寮生と協力しあったりできたので、完全なひとり暮らしよりは恵まれていると思います。 実は寮にいるのは2年生までなので、3年生以降は自分でアパートを借りてひとり暮らしをしなくてはいけません。まだ具体的な物件は決めていませんが、先輩方と同じように、他大学の学生も多く住むエリアに引っ越すと思います。 ――長崎市は暮らしやすいですか。 はい。私の地元の佐世保市に比べて、やはり長崎市は都会に感じます。交通量も多いですし、映画館などの施設も充実しています。 とはいえ、長崎純心大学のキャンパスは、自然あふれる山の上にあるので、静かで落ち着いて過ごすことができます。誘惑も少なく(笑)、学業に専念できる環境です。私のお気に入りは、ピアノが置いてあるリズム室です。授業で使うこともありますが、寮の友達と一緒に童謡を歌ったり、ピアノを聞かせ合ったりして楽しく過ごしています。 ――これからの夢を教えてください。 地元の佐世保市に戻って、小学校の先生になりたいです。ただ、結婚や出産といったライフイベントや定年後の生活も考えると、多くの資格を持っていたほうがいいのかなとも思っています。子どもたちと関わっていきたいという気持ちは強いので、保育士の資格や幼稚園教諭の免許も取得して、できるだけ長く働きたいと考えています。
朝日新聞Thinkキャンパス