離脱者を出さないことが結果的に優勝にも近づく【川口和久のスクリューボール】
痛い坂本の離脱
7月は打率.353。坂本の離脱はもったいない
スポーツ新聞を見ていたら、久々に自分の名前が載っていた。あのチームが俺をコーチに呼ぶというウワサがあるらしい……いや、冗談。ヤクルトの石川雅規が対巨人戦33勝となり、俺と歴代10位で並んだという記事だ。俺の数少ない歴代ベスト10入りしていた記録だが、彼にすぐ超えられると思う。でも、それもまた何だかうれしいね(ほかにあるのか? と突っ込まれそうだから書いておくと、かな~り微妙な記録なのだが、通算暴投が7位です)。 ただ、この間、会ったカープの先輩は「俺の記録は絶対抜かれない!」と胸を張ってきっぱり言っていた。高橋慶彦さんだ。慶彦さんの日本記録は1979年の33試合連続安打。阪神の近本光司が30試合までいったが、慶彦さんの予言どおり? 超えることはできなかった。 記録はいつか抜かれるものだが、なかにはケタ違いにすごく、アンタッチャブルになっているものもある。王貞治さん(元巨人)の868本塁打、金田正一さん(元国鉄ほか)の400勝とかね。でも、それらも絶対ではない。張本勲さん(元東映ほか)の3085安打は、イチローが日米通算だが抜き、NPBのみでも33歳ながら2174安打の坂本勇人(巨人)が抜き去る可能性は十分にある。 ただ、坂本にちょっとケガが多くなっている。腰痛で今季2度目の登録抹消中だが・・・
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週刊ベースボール