小関裕太、落ち込むのは「作品についてだけ」 立ち直る方法は「やり切った自分の姿を想像する」
島の歴史や神話にくわしい青年・モニを演じた
俳優の小関裕太が映画『モアナと伝説の海2』(12月6日公開)で、今作から登場する、モアナとマウイが大好きな伝説オタクの青年・モニ役の日本版声優を務めた。これまでも映画やドラマだけでなく、数々の舞台・ミュージカルで経験を重ねてきた小関が、ディズニー・アニメーションのミュージカル映画に声優として初出演する心境を語った。 【写真】『モアナ』らしさあふれるブルーのセットアップを見事な着こなし 小関裕太のインタビューアザーカット 海と特別な絆を持つ少女“モアナ”が傷つき悩みながらも、自分の進むべき道を見つけるため冒険に出る物語を描き大ヒットとなった前作から、成長したモアナの新たな冒険が描かれる本作。小関は、英雄として語られるモアナとマウイを“推し”のように大好きな青年で、島の歴史や神話にくわしく鋭い観察眼を持っている青年・モニを演じた。 ――本作への出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。 「『モアナと伝説の海』は映像と音楽の美しさからパワーをもらえて、背中を押してくれる作品という印象でした。家族も大好きな作品で、出演が決まったことを誰よりも喜んでくれました。前作からさらにパワーアップしている実感もあったので、参加できることはすごくうれしかったです」 ――小関さんは、近年ではミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(24年)に主演ロミオ役として出演するなどさまざまな作品で歌唱を披露されています。モニに声を当てることやキャラクターとして歌うという点で、意識したことはありましたか。 「モニは見た目がどしっとしていて、オリジナル版で声優を担当した方もモニと同じような体格でした。この体格の人の声になれるのかなという不安はあったのですが、何度も聞いて練習していくうちにしっくりきて、自信を持ってやることができました。 ディズニー側からは、僕の声を評価してもらって出演が決まったので、僕のままの声でやりました。オーディションの時は『もうちょっと声を太くした方がよかったかな』とも思ったのですが、だんだんと自分の声がこの役に合っていると思えてきて、この役で自分の声の輝ける場所がなんとなく見えたことで意識せずにできました」 ――出演はオーディションで決まったそうですが、その時の心境やどんなオーディションだったか教えてください。 「正直いわゆる“オーディション”という実感もないまま終わってしまいましたが、できることはやったという記憶はあります。あまり実感がなかったからか『いい経験になったな』くらいに思っていたので、合格の連絡をいただいてびっくりしました」 ――合格を聞いた時は、どのような状況だったのでしょうか。 「仕事の後にフラっと入った雑貨屋さんで家具を見ていた時に電話がかかってきました。しばらく電話で話し込んでいたので、店員さんから『何かありましたか』と言われたことも覚えています(笑)」