カワサキ「W」シリーズのエントリーモデル「まもなく発売」へ 空冷単気筒エンジン搭載の「W230」はクラシカルなルックスが魅力です
カワサキ「W」シリーズに追加されるエントリーモデル
カワサキモータースジャパンは、「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開され、「モーターサイクルショー2024」でも多くのライダーを魅了した「W」シリーズのエントリーモデル「W230」を2024年11月下旬に発売すると発表しました。 【画像】「えっ!…」クラシックな“小排気量ネイキッド”誕生! これがカワサキ新型「W230」です(20枚)
「W」シリーズは、「Z」シリーズと並ぶカワサキの看板モデルです。そのルーツである1966年誕生の「650-W1」は、大排気量の並列2気筒エンジンを搭載した、多くのライダーにとって憧れの的でした。 そんな「650-W1」のDNAが蘇ったのが1999年に登場した「W650」。ベベルギアを採用したクラシカルな造形の印象的な空冷エンジンは、走行性能はもちろんのこと、そのルックスにおいても話題となりました。 そんな「W」シリーズは、排ガス規制の影響によって2009年に一度ラインナップから姿を消します。しかし、2011年登場の「W800」で華麗に復活。以降、カワサキの「W」シリーズは、根強い人気を集めるモデルとなっています。 ●エクステリアは「W」シリーズらしさを継承 そんな「W」シリーズの最新モデルが、2024年11月下旬に発売予定とアナウンスされた新型「W230」です。 新型「W230」は、丸型ヘッドライト、ティアドロップ状の燃料タンク、2連メーターといったクラシカルなディテールを多用。バイクらしいルックスが注目を集めています。 加えて、空冷フィンが刻まれたエンジン、キャブトンタイプのマフラー、スポークホイール、スチールフェンダーなど、「W」シリーズならではのクラシカルなエレメントが各部に採用されています。 そんな新型「W230」のエンジンは、230ccの空冷単気筒。同じく今秋発売予定のオフロードバイク「KLX230」と同系統のSOHCユニットです。 現時点で日本仕様のスペックが明らかになっていませんが、すでに発売されているタイ仕様のエンジンは、総排気量233ccの空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブで、最高出力は12.9kW(17.5ps)/7000rpm、最大トルクは18.6Nm/5800rpmを発生するといいます。 またボディサイズは、全長2125mm、全幅800mm、全高1090mm、ホイールベース1415mmで、シート高は745mm、乾燥重量は133kgと発表されています。 ここへきて、バイク市場ではクラシカルなデザインのモデルが人気を博していますが、カワサキ新型「W230」もその追い風に乗り、高い人気を獲得しそうです。
VAGUE編集部