2023年プロテストトップ合格 清本美波にインタビュー「お寺とか美しい建物が好き」
合格率が3%余りという超難関の女子プロテストを、2023年にトップ合格を果たし、今年ツアーデビューする清本美波の昨年末に実施したインタビューをお届け! 清本美波のフォトブック
中学2年でレギュラーツアー初参戦
2005年12月22日に愛知県一宮市で、サーファーである父が「美しい波」から名付けた「美波」という名で生を享けた清本は今年、誉高校(愛知県小牧市)を卒業する3年生だ。契約するテーラーメイドの新製品発表会にもゲスト出演し、テレビや各媒体でも彼女を見かけることが多くなっている。そんな彼女の素顔に迫った。 「学校から帰ってくると仲のいい友だちと遊びに行くほど、活発な子どもだったと思います。外で遊ぶのが好きでしたし、その子がサッカーをやっていたので、サッカーをしていた記憶が多いですね。ゴルフを始めたきっかけは父なんですけど、そのとき父もまったくゴルフしていなかったんです。でも、『会社の付き合いでコンペがある、練習しないと!』みたいな感じで。その練習について行って、そこでやってみようかなって。最初打ったとき、まったく覚えていなくてたぶん、そのときは公園で遊ぶような感じだったと思います。『ゴルフって楽しいな』と思い始めたのは、初めて沖縄旅行したとき。ゴルフリゾートで初めてラウンドしました。カップインしてないけど、次のホール! みたいな感じでした。それが小学1年だったと思います。小学3年生くらいでプロゴルファーになりたいって思いました」とゴルフを始めて3年でプロ入りを目指すほどの腕前に成長したという。
それくらい速い成長をみせたのはコーチのおかげかと聞くと、「最初は室内練習場のオーナーさんが元プロみたいな人で、まずそこで基本だけ教えてもらいました。小学4年生くらいのときに仲のいい先輩がいて、その人が習っていた太田伸吾コーチに習い始めました。いまはめったにいきませんが、たまにどうしようもないときは観てもらっています。中学時代はゴルフ練習に父と弟と一緒に行っていました。いまの高校を選んだ理由はゴルフ部があったからです。部員全員で同じ練習を黙々とやる感じではなく、中学のときから続けていた練習がそのままできる感じだったのも性格に合っていたのもあります。ゴルフ部が強いわけでもなく、また人数もいないので団体戦にも出られていません」と清本。 才能なのか練習効率が良かったのか、着実に実力を付けた清本がターニングポイントと話すのは、「中部ゴルフ連盟の強化指定選手になったのは大きいですね。学べないことが学べます。上手い選手も多いですし」。中部ゴルフ連盟のHPをのぞくと、一宮市立南部中学校2年生の2019年に育成選手として選ばれており、その当時の強化指定“正選手”には、昨年日本オープンで3位に入り、初シードを獲得した金子駆大や、米国留学中で清本が姉のように慕う長谷川せら選手がいて、同じ育成選手には一昨年のプロテストを高校生で唯一合格した藤井美羽らがいて、切磋琢磨して実力を伸ばしたようだ。またツアーにはたびたび出場しており、初出場は「中学2年のときのニチレイレディスです。楽しかったというより緊張しました。何がなんだかまったくわかりませんでした。予選が何人通るかも知らなかったし。試合の空気感に疲れました」といい、残念ながら予選落ちとなったが、それでも当時アマチュアだった西郷真央よりも上位で終えている。また、渋野日向子が優勝した21年樋口久子三菱電機レディースでは18位タイでローアマチュアを獲得している。ナショナルチーム入りはならなかったが、その実力の高さはゴルフ界では知られていた。
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