teenage engineeringのライブや最新シンセに触れるイベントに行ってきた
「楽しいなコレ」って感覚は、すごく根源的なんだなって。 先日発売された、teenage engineeringの最新シンセ「OP-XY」。 【全画像をみる】teenage engineeringのライブや最新シンセに触れるイベントに行ってきた その実機が展示されるというイベント「DESIGNTIDE TOKYO」に行ってきました。 さまざまなプロダクトデザインやインスタレーションに出会えるイベントで、teenage engineering製品もちらほら展示があるそうな。往年のTE(teenage engineering)ファンとしては、これは行かざるを得ないッ! 快適、深淵、創造性のカタマリ というわけで、触りに行ってきました。ズラリと並んだTE製品の一角に発売されたばかりの「OP-XY」の姿が。日本代理店のスタッフいわく、日本向けに発売されているモデルは順調に売れているとのこと。約40万円するのにすごいな…。 筐体デザインやボタン・ツマミの配置は、上にチラ見えしている「OP-1」とほとんど同じ。ですが曲の作り方はかなり別ジャンルで、「OP-XY」は「OP-Z」のようなシーケンサー的思考で組み立てていきます。いわば「OP-1」ボディで「OP-Z」的なことをやるイメージ。 軽く触っただけでも、エフェクトのユニークさやボタンを押していく原始的な楽しさが感じられます。「こうやれば、こうなる」の積み重ねでフレーズを展開していくこの感覚、たまらないよな~。 Type-Cでの充電や、MIDI周りの端子類も使いやすそう。SYNCが出せるから他のハードシンセとも合奏させやすい。 左下には圧力感知式のピッチベンドも。加速度センサーも内蔵してるので、ライブめいたアレンジもお任せです。ワークステーション的な包括性を備えつつ、こうした遊べる要素を盛り込んでくれてるのがTEの素敵なところですね。 あと会場内に展示された他の製品も面白かったです。じっくり見ちゃった。 超貴重! teenage engineeringのCEOについに会えた 僕が訪れた2024年11月30日の部では、TE製品の日本アンバサダーであるLullatoneさん、Steeezoさんらによるライブも行われていました。 「OP-1 field」を中心に、「OP-Z」や「TX-6」も活用。chase blissの「blooper」、Hologram Electronicsの「Microcosm White」といったドリーミーなエフェクターも。このへんのエフェクターほんと好き! ライブは大盛況。 OPファミリーや「pocket operator modular」を駆使した、TE大集合な演奏も。このテーブルだけでおいくら万円になるのか…。 ライブ後はTEのCEOにしてデザイン責任者のJesper Kouthoofdさんと、TEに在籍していたこともあるというサウンドアーティスト / デザイナーのYuri Suzukiさんによるトークイベントも実施。貴重な機会! TEはCEO自身がデザインも見るという、比較的珍しい会社であること。デザインだけでなくプロダクトの作成まで手掛けていること。Jesperさんはエンジニアを志していたけれどグラフィックデザインの会社に就職し、エンジニアリングやデザインなどがカテゴリー分けされていることに疑問を抱いたことなどが語られました。 TEはJesperさんが友人と立ち上げた会社で、ご自身はイタリアやドイツのデザインに影響を受けたそう。言われてみればアキッレ・カスティリオーニとかフィリップ・スタルクみたいな楽しさが、TE製品からも感じられるなぁ。 また裏話として、TEのfieldシリーズは日本のアウトドアメーカー・Snow Peakの製品にジャストフィットするように作られてるんですって。TE製品持ってフィールド=アウトドアに出ちゃえってコト!?