東大合格者語る「答え見て解く」と成績上昇のなぜ 社会人でも超役立つ「コスパ重視」の勉強法
「リスキリング」という言葉が流行るように、社会人になってからも何かしらの勉強を続けている人は多いことでしょう。しかし家庭もあれば、仕事もあり、遅くまで人付き合いもしなくてはならず、勉強をする時間がない! などと思う人も、多いのではないでしょうか? そんな忙しい社会人に向けて、30代になってから東大受験を決意して、仕事をしながら勉強を続けて、見事東大合格を果たした『あなたの人生をダメにする勉強法 「ドラゴン桜」式最強タイパ勉強法で結果が変わる』の著者、青戸一之さんが大人でも使える受験テクニックを伝授します。 【漫画で読む】『ドラゴン桜』答えをすぐ見るのが悪い事だとは限らない
■すぐに答えを見るのは悪いことなのか? 「勉強するときに、すぐに答えを見てはいけない」 子どもの頃、そんなふうに教えられた経験がある人は多いのではないでしょうか。 「考える癖がつかないから」「わかったつもりで、終わってしまうから」という理由で、じっくり考えることが正しいとされがちです。 しかし、必ずしもすぐに答えを見るのが悪いことだとは限りません。むしろ勉強の効率を考えると、すぐに答えを見たほうがいい場合もあるのです。
漫画『ドラゴン桜』でも、そのような勉強法を勧めているシーンがありました。 特に勉強時間がなかなか確保しにくい社会人ならば、タイパ(タイムパフォーマンス、時間的効率のこと)を上げるためにも、ぜひとも知っておきたいやり方です。詳しい説明の前に、まずはこちらの漫画をご覧ください。 ※外部配信先では漫画を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください いかがでしょうか。問題の解き始めの部分だけを書いたあと、すぐに答えを見て確認し、その書き出しが合っていればOKというやり方でしたね。
これなら短時間で大量の問題に触れることができ、なおかつ間違えたまま解き進めるという時間のムダをなくすことができます。答えをすぐ見るのは、目的次第では有効な方法になるのです。 私はこれを「時短勉強法」と呼んでいますが、いろんな場面や目的に応じて活用できるメソッドです。 このやり方がいちばん生きるのは、暗記に取り組むときでしょう。どんな勉強でも暗記はつきものですが、やり方次第で大きく効率に差がつきます。