ブルージェイズ菊池雄星、今季最長8回2失点ハイクオリティースタート…援護なく3勝目ならず
◆米大リーグ ブルージェイズ―ツインズ(10日・カナダ・オンタリオ州トロント=ロジャースセンター) ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が10日(日本時間11日)、ホームのツインズ戦で先発登板した。 初回1死からコレア、カストロに連打され、一、二塁からミランダに右前へ適時打を許し、先制点を許した。その後2死一、三塁とピンチが続くと、ツインズがディレードスチール。ブ軍はジャンセン捕手、カイナーファレファ二塁手、ジャンセン捕手とすばやく送球し、本塁でタッチアウト。1失点で切り抜けた。 2回、3回、4回と三者凡退とした菊池。3回には1点の援護をもらった。だが同点で迎えた5回、先頭の右打者サンタナに、右翼ポール付近ギリギリに運ばれるソロ弾を被弾。着弾の瞬間、菊池は一瞬、天を仰いだ。 本塁打こそ許したが、ペースを崩さず、その後も淡々とアウトを積み重ねた。6試合連続で6回を投げきり、7回のマウンドにも上がると、三者凡退にしとめ、7回2失点以内のハイクオリティースタートを達成。今季ブ軍先発で初めて8回のマウンドにも立つと、ここも3人で退けた。 ブ軍打線は東京五輪米国代表のツインズ右腕ライアンから追加点を奪えず。8回から登板したツ軍2番手デュランから先頭打者が出塁したが併殺に倒れるなどで無得点だった。1-2で9回に突入し、菊池は好投むなしく3勝目はお預けとなった。
報知新聞社