ナガノパープルと巨峰、出荷スタート 今年は大粒で着色良好 長野県須坂市から全国へ
ながの農協(本所・長野市)管内で25日、露地栽培のブドウの出荷が始まった。収穫した農家が朝から「ナガノパープル」と「巨峰」を須坂市の同農協須坂共選所に次々と運び込み、全国の卸売市場に向けて発送。猛暑の影響で例年より生育は早く、大粒で着色も良好、糖度が高いブドウがそろったという。 【写真】出荷が始まり、共選所に並んだナガノパープル
この日はナガノパープル約2トン、巨峰約250キロが持ち込まれた。共選所の担当者が粒の傷の有無や色付き、房の形などを確認しながら選別した。主に首都圏や関西、中京圏に運ばれるという。
同農協須高ぶどう部会の古川孝美部会長(56)は「今年も一段とおいしいブドウに仕上がった。そのままでも加工してでも、たくさん味わってもらいたい」と期待した。
露地栽培の「シャインマスカット」や「クイーンルージュ」も9月1日に出荷が始まる予定。同農協は今年のブドウ出荷量を前年並みの計約5千トンと見込んでいる。