周囲や仲間に感謝…目指すは“全中の表彰台”!卓球女子・山陽学園中学校【キラキラアスリート 岡山】
岡山放送
岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、卓球女子・山陽学園中学校(岡山市中区)の皆さんです。 岡山市北区のジップアリーナ岡山で7月24日に行われた岡山県中学校総体(卓球競技)の団体戦で5大会連続17回目の優勝を果たし、8月7日から広島市で行われる中国中学校総体への出場を決めました。 男女とも県内36の中学校がエントリーした団体戦。山陽学園中チームは予選トーナメント、決勝1次・2次リーグ全試合のうち、決勝2次リーグの芳泉中(岡山市南区)戦で1ゲームを失った以外は3-0のストレート勝利。 団体戦の表彰を終えた皆さんには就実中(岡山市北区)との試合を中心に、当日の感想や中国大会などに向けての目標などを聞きました。 (撮影と聞き手:OHK岡山放送 西村和子) (キャプテン 3年・阿部仁胡(にこ)選手) Q:今日の試合を振り返って 「とてもみんな雰囲気が良く、いい試合だったと思います」 Q:今日は主にあのサポートに回っていろんな役割をやっていたが、どの選手に注目し、応援していたか 「1年生の後(うしろ)選手に注目して応援していました」 Q:後選手は落ち着いた試合運びで、就実の、同じ1年生の選手に見事勝利。勝った瞬間はどう思った 「やったと思いました」(笑) (3年・景山結月(ゆづき)選手) Q:今日を振り返って 「団体戦だったので、最高学年として後輩を引っ張っていけるように頑張りました」 Q:中国大会だけでなく全中で頂点を目指していると思うが、これからどのようにして頑張りたいと思いますか 「チーム一丸となって、夏のきつい練習をみんなで乗り越えて試合に挑もうと思います」 (2年・松田華奈(はな)選手) Q:景山選手とともに就実中戦はダブルスでの出場。全体を振り返って 「初戦は少し緊張していたけど、終盤から緊張が解けて、自分の思い切ったプレーができたと思います」 Q:その思い切ったプレーは特にどんなところで出たか 「サーブミスをしないといったこととか、ドライブが入ったことだと思います」 Q:中国大会、全中への抱負は 「日々、先生方に感謝をして、チームに貢献できるように頑張りたいと思います」 (2年・面手一花(いちか)選手) Q:就実中戦(相手はチームのエース格)では序盤、リードを許す展開に。試合ではどう立て直そうと思ったか 「ベンチから思い切っていけと言われて、それで、自分の得意なロングサーブからの展開などを増やしてやっていきました」 Q:ベンチにいる人が、チームメイトであったり、面手先生(母親の裕子さん)であったり。あまり親子の意識はしていないと思うが、特にどのようなアドバイスを言われたか 「技術的よりも気持ちの問題と言われました。あと、自分から攻めていって、思い切ってどんな相手でも諦めずにやるということを意識しました」 Q:全中に進んだ場合は全国からも注目されると思うが、これからの目標や抱負は 「全中では表彰台に上がることを目指して頑張っていきたいと思います」 (2年・渡邊葵選手) Q:今日振り返って、個人としてはどうだったか 「就実戦であまりいいプレーはできなかったけど、最後まで粘り切れることができたと思います」 Q:就実戦では2ゲーム先取されたが、2ゲーム取り返している。2-2とした以降はどういうふうに相手に臨もうと 「思い切って相手より先に攻めることを意識していました」 Q:中国大会、全中ではどんなプレーをしたいか 「相手よりもっといいプレーをして、いい点、たくさん点を取りたいと思います」 (1年・後唯菜選手) Q:就実戦では同じ1年生の選手との対戦。割と強い選手のようだったが、順調に2ゲーム先取の後1ゲーム取られたが、粘りの卓球をしていた感じがする。ラリーが得意なのかと思ったが 「そうですね、(爆笑)得意です」 Q:ビシバシと球を打つのではなく落ち着いて相手に返球、で、いざここだっていうところで強いボールを打ち返しているように感じた。(そんな中)就実戦では前半と後半で攻め方を変えたか 「はい。前半は粘って自分が打てる時に打つっていう戦略だったが、終盤は浮いたボールは積極的に攻めることを意識しました」 Q:中国大会、全国大会も見据えて、1年生ではあるがどんなことを考えて練習したいか 「1年生で団体戦に出られることに感謝をしながら、日々練習を頑張ってチームに少しでも貢献できたらと思っています」 (後選手の背後でうなずく先輩たち) (1年・末瀬結唯(ゆい)選手) Q:後選手と違い、積極的に腕を振っていく、強気の攻め。個人的にこだわりを持ってやっているのか 「はい。私は守って守ってラリー続けるより、一発で決める卓球。できるだけ積極的に攻撃することを考えてやりました」 Q:経験も豊富な3年生選手が対戦相手と聞いて、どうやったら勝てるかと考えたりしたか 「相手は3年生で、自分は1年生なので立ち向かっていくことを考えてやりました」 Q:中国大会、全中に向けてどういった練習をして臨むのか 「試合でいいプレーができるように、日々練習に取り組んでいこうと思います」 (1年・坂巻朱莉(あかり)選手) Q:就実戦はリザーブで貢献。今日一日、こういったところで頑張れた、またはこういったところをもうちょっと頑張りたかったっていうのがあれば 「私は1試合負けてしまった。対戦相手とは同学年で小学生の頃からつながりはあったのですが、対戦するのは今日が初めてで、試合が決まったすごく緊張もあって、試合の中でも自分のプレーというか、その自分が得意なことがたくさん出た試合ではなかった、そこは少し悔しいです」 Q:小学校の時から知っている相手だった。知っているからこそ相手の弱点を知っているとかいう…それがプレッシャーになったりしたのか? 「お互いちょっと弱点の話とかをしたことがあったので、そこはもうちょっと狙いたかったけど、自分が力入ってしまったりして、そこが少しうまくいかなかったです」 Q:中国大会、全国大会になると、そういった昔馴染みの選手はどんどん逆にいなくなり、誰だろうこの選手は、ということが出てくるが、(上位大会に向けての)抱負を 「私は自分の得意なプレーをもっと磨いて、回転のたくさんかかったボールを打って、もっとガッツポーズできる選手になりたいです(笑)」 ■阿部仁胡キャプテンの意気込み 「中国大会、全中では表彰台を目指しているので、日々の練習で先生や家族、チームメイトに感謝を忘れず、練習に取り組むようにしたいです」 インタビューでも伝わる、チームの仲の良さ。普段から“声出し練習”を欠かさず、試合前にはミーティングを行う中で団結力を上げ、試合に臨んでいます。42回連続の全中出場を目指し、日々練習を頑張っていきたいという山陽学園中学校の皆さんです。 山陽学園中学校と2位の就実中学校が中国中学校大会へ出場、8月22日から新潟県で行われる全国中学校大会への切符をかけて戦います。
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