20代から服のサイズが変わらない人が「50代で始めたこと」3つ。自撮りで自分を客観視
年齢を重ねた先も健康で美しく自分らしく活動し続けるために、50歳から始めたことをご紹介。ウォーキングインストラクターで文筆家の朝倉真弓さん(現在50代)のケースです。「じつは運動は苦手」という朝倉さんが、これからの自分のために実践するようになった3つの習慣について語ります。 【写真】50代でウォーキングインストラクターに
人生後半戦も健やかに自分らしく生きていきたいから
50代というのは、多くの意味で節目になる年代だと感じます。お子さんがいらっしゃる人は、子育てが少し落ち着くころでしょう。社会人としても十分に慣れを感じ、自分らしい働き方や生活サイクルが確立されつつある年代だと思います。そろそろ自分自身に目を向ける余裕が出てきたという人も多いのではないでしょうか。 一方で、親の介護が現実味を帯びてくる年代でもあります。自分自身も更年期の症状に悩まされていてつらいという人もいらっしゃるかもしれません。 今が充実している人も、なんだか悩みが尽きない人も、50代はこれまでとは違う視点で自分自身と向き合い、少しずつ衰えていくであろう人生後半戦を見据えた準備が必要とされているように思うのです。 私もご多分にもれず、先を考えると不安が募ります。そんな私が、人生後半戦を健やかに過ごすために50歳から始めたことが3つあります。
グレイヘアがきっかけになった美姿勢づくりとウォーキング
私がウォーキングインストラクターの資格を取得したのは50歳のとき。ほかのインストラクターの皆さんと比べたら、かなり遅いスタートです。 ウォーキングに目覚めたきっかけは、グレイヘアで姿勢が悪く歩き方が雑だと、実年齢以上に歳をとって見えると実感したから。また、コロナ禍で仕事が無くなり、散歩ぐらいしかすることがなかった時期に、「前を向いて歩くことで気持ちも前向きになる」と知ったからです。 インストラクターとしての活動を始めたころ、私の母は背骨を圧迫骨折してしまいました。入院して適切なリハビリを受けることができれば再び歩くこともできたはずですが、コロナ禍の当時、母を受け入れてくれる病院はなく、自宅に引きこもっていたとのこと。 それをきっかけに母は認知が怪しくなっていき、現在はケアハウスで介護を受けています。もう、自分の足で歩くことはできません。そんな母の姿を見るにつけ、私は「歩くことは生きること」だと実感しました。 2本の足を授かり、それを使って歩いて人生を切り拓いてきた人間にとって、「自分らしく生きること」と「歩くこと」はイコールだと私は考えています。 圧迫骨折後に適切なリハビリを受けることができていたらと悔やまれるばかりですが、母の姿から学んだ歩くことの意義を多くの人にお伝えしたいと思い、ウォーキングインストラクターの活動をしています。