事故で下半身不随に...あと2日で殺処分だった猫・らいが見つけた“家族との幸せな日々”
傷が癒えると、リハビリを開始しました。食べやすい高さと角度に食器を調整し、リハビリのため食事の間は後ろ足を座った体勢にしました。筋肉が落ちているため、初めは姿勢を保つのが難しく、支えていないと後ろ足がすぐに崩れていましたが、徐々に食事が終わるまで座位を保てるようになりました。
らいが歩く時は、後ろ足がいつも同じ向きで引きずらないように気をつけ、四足歩行の姿勢が保てるように、両手で下半身を支えながら歩行をサポートしました。車椅子も考えましたが、らいが自由に寝転んだり座れないこと、わが家に段差が多いことを考慮し、購入はしませんでした。
また、らいがベッドで休む時も、2、3時間おきに体位変換をして、褥瘡(じょくそう)と四肢の強張り予防を心がけました。 温パックで腰を温めたり、100均の美顔ローラーで後ろ足を刺激してみたり、四足歩行のサポートで自分の腰を痛めたりと、試行錯誤やらなんやらで忙しい毎日でした。それでも、その苦労を上回る彼らのかわいさで癒されることも多い日々でもありました。
晴