【函館スプリントS】函館が刺激に!ウイングレイテストの状態を松岡騎手が語る
函館スプリントS ウイングレイテスト 松岡正海騎手 ――初の海外遠征となった前走の1351ターフスプリントは4着でした。仕上がり具合も含めてレース内容を振り返ってください。 松岡騎手(以下、松):距離が短い方が集中力が保ちますし1351メートルという中途半端な距離も魅力だったので、去年のスワンステークスを勝つ前から、勝ったらサウジに行かせてほしいとオーナーと調教師にお願いしていました。 初の海外遠征でしたが良いアプローチで競馬に向かえましたし、良い状態で臨めました。競馬のペースが速くなったことだけが誤算でしたが、馬は最後までよく頑張って走ってくれました。 ――この中間の追い切りにも何度も騎乗されていますが、調整で気を付けてきた点は。 松:乗り慣れている馬なので、いつも帰厩したときの状態に合わせて厩舎サイドと相談しながら調整していますが、今回は海外帰りで検疫の期間が長かった影響もあっていつもの立ち上げ時と比べて馬が緩かったです。いつもは追い切りでそんなに強く追わずに仕上げますが、今回は緩さがあったので1週前追い切りもかなり強めにやりました。 ――6/5(水)に行われた最終追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 松:1週前をかなりしっかりやりましたし、函館への輸送もあったので疲れがないか心配していましたが、問題ありませんでした。先週しっかりやったことで背中も締まってきましたし、もう強い追い切りは必要ないので脚慣らし程度でしたが、あれで十分です。 ――初の北海道遠征となります。函館芝1200という舞台適性への見通しは。 松:馬も年を取ってきているので、慣れていない環境のなかで気分的に刺激があるのは良いと思います。1200ならある程度のペースで行っても最後まで頑張れると思いますし、開幕週で遺憾なくスピードを生かせる舞台だと思います。できれば良馬場でやりたいですね。 ――レースへ向けて意気込みをお願いします。 松:以前から期待している馬で去年ひとつ重賞を勝たせてもらいました。自分としてはこの馬は本質的にマイルが合っていると思いますが、今は馬の気持ちの面で短いところの方が良いと思います。去年はサマーマイルのタイトルに届きませんでしたが、今年はサマースプリントチャンピオンを目指していきたいです。
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