最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング11~20位。J1~J3全60クラブで人気があるのは?【2024年】
12位:セレッソ大阪
本拠地:ヨドコウ桜スタジアム 収容可能人数:2万4481人 平均入場者数:1万7903人 2024シーズンのJ1リーグを10位で終えたセレッソ大阪は、1試合の平均観客数が1万7903人を記録した。 今シーズンのC大阪は、特にシーズン前半戦で多くの観客を集めた。一時はリーグの首位に立つ時期もあり、ファンの応援にも熱が入った。 開幕戦のFC東京戦では2万705人、続く第13節のヴィッセル神戸戦では2万1148人を動員。前半戦の1試合平均観客数は1万8923人を記録し、前シーズンの1万7074人を大きく上回った。 しかし、この勢いは後半戦には続かなかった。チームの戦績が下降し、優勝争いからは遠ざかる形となったことが、観客動員にも影響を与えたと考えられる。 中盤以降はトップハーフを維持していたものの、優勝争いには絡めなかったため、ファンのモチベーションがやや低下したようだ。第20節のサガン鳥栖戦は平日開催だったこともあり、観客数は1万1040人にとどまった。収容可能人数2万4481人のヨドコウ桜スタジアムでは、空席が目立つ結果となった。 後半戦で多くの観客を集めたのは、第29節のガンバ大阪との“大阪ダービー”だ。この試合では2万1962人が来場し、スタジアムは熱狂に包まれた。 また、ホーム最終戦となった鹿島アントラーズ戦では、クラブの功労者である山下達也の現役引退セレモニーが行われ、2万1171人が入場した。こうしたイベントの効果もあり、シーズン終盤にも一定の観客動員を維持した。 C大阪ファンにとってうれしいのは、ヨドコウ桜スタジアムでの戦績が良好だったことだろう。2024シーズンの最終順位は10位だったが、ホーム戦の成績は8勝6分5敗で勝ち点30を獲得し、ホーム戦績のみで見るとリーグ6位タイだ。ホームでの安定感がファンの応援を支え、応援がさらにチームを後押しするという好循環が生まれていたと言えるだろう。