【速報】2025年新型トレーサー9シリーズはY-AMTを追加! ディメンション変更に加え、電子制御もさらに進化!!
エンジンはそのままにY-AMT仕様を追加
最高出力や最大トルクの主要諸元を見る限り、890ccの並列3気筒エンジンは従来モデルとの変更はないが、やはり気になるのはトレーサー9 Y-AMTとトレーサー9GT+に搭載される電子制御シフト機構Y-AMTだろう。 クラッチレバー操作とシフトチェンジペダル操作が必要なく、完全なオートマチック変速が可能なほか、左スイッチボックスのシーソーボタンによるマニュアル変速が可能な機能で、MT-09シリーズ、MT-07シリーズに続く3機種目の採用となる。 モードに関しては、ベースを同じくするMT-09 Y-AMT同様、電子制御シフトに関してはマニュアル操作のMTモードと自動変速のATモードがある。またATモードには「D」と、「D+」の2つのモードがあるのも一緒。ただより快適性や疲労軽減が求められるスポーツツアラーの分野だけに、トレーサー9GT+への搭載は順当と言えよう。 ちなみに各モードのフィーリングに関しては、「D」モードが“通勤や、ライダーがよりリラックスした乗り心地を楽しみたい旅行に最適で、よりソフトで自信を高める完全自動化されたギアシフトを提供し、低速および市街地走行に役立つ”。「D+」モードは、“各ギアをより長く保持し、必要に応じてエンジンブレーキを強化して、より強力な加速とより爽快なライディング体験を提供する”、とのこと。またミリ波レーダーを備えるトレーサー9GT+の場合、アダプティブクルーズコントロール(ACC)やレーダー連動UBSとY-AMTの協調具合もとても気になるところだ。
トレーサー9GT[2025 欧州仕様]主要諸元
・全長×全幅×全高:2175×900×1530mm ・ホイールベース:1500mm ・シート高:845-860mm ・車重:227kg【232kg】 ・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ 890cc ・最高出力:119PS(87.5kW)/10000rpm ・最大トルク:9.5kg-m(93Nm)/7000rpm ・燃料タンク容量:19L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=Wディスク R=ディスク ・タイヤ:F=120/70ZR17 R=180/55ZR17 ※【 】内はY-AMT搭載のトレーサー9GT+の仕様
谷田貝 洋暁