マクドナルドでアルバイト体験をしたトランプ氏、陣営が限定Tシャツを販売。最高は約15万円 米
米大統領選、共和党候補のドナルド・トランプ氏が10月20日、マクドナルドで「アルバイト体験」をした。トランプ陣営はさっそく、今回のアルバイト体験に関連したグッズを展開。トランプ氏がドライブスルーの窓から顔を出している写真がプリントされたTシャツを販売した。 【画像】販売されたTシャツがこちら
トランプ氏が立ったのは、激戦区ペンシルベニア州にある店舗だ。トランプ氏はフライドポテトを揚げ、ドライブスルーの客に商品を手渡した。米ニューヨーク・タイムズ紙によると「一日中やっていても飽きない」「ずっとマクドナルドで働きたかった」と語っていたという。
民主党候補のカマラ・ハリス氏は、過去にマクドナルドでのアルバイト経験がある。今回のトランプ氏の活動は、ハリス氏に対抗し「庶民派」をアピールする意図があるとみられており、国内外のメディアがひろく報じた。
今回販売されたTシャツは、マクドナルドとの公式のコラボ商品ではないため、同社のロゴや名前は入っていない。
代わりに「MAGADonald's」の文字が印刷されている。「MAGA」とはトランプ氏のスローガン「Make America Great Again(アメリカを再び偉大な国に)」の略称だ。
トランプ陣営の公式サイトで販売されたが、現在は購入できなくなっている。
ニューヨーク・マガジン誌によると、Tシャツを購入しようとすると寄付ページに飛ばされ、一定額での購入ではなく45ドル(約7000円)から1000ドル(約15万円)の寄付をして配送を待つ仕組みだったという。複数の通販サイトでは、すでに模造品が数多く出品されている。
米マクドナルドは、トランプ氏のアルバイト体験を許可したものの、特定の候補を支持する意図はないと声明を発表している。
「前大統領からの要請を受け、すべての人に門戸を開くという私たちのコアバリューに基づいて実施しました」