「ストリートカルチャーは飽和状態」 NIGO(R)がナイキとの初コラボにかける思い
「ストリートカルチャーは飽和状態」コラボの背景
同パートナーシップは、ナイキからのオファーによって実現。NIGO(R)は当時の心境について「ナイキは若い頃からずっと好きなブランドだったので感慨深く、まさかという気持ちでとても驚きました」と振り返る。そして今回のコラボには、NIGO(R)自身のストリートカルチャーへの思いが込められていた。 1990年代から、裏原宿を起点に第一線でストリートカルチャーを牽引してきたNIGO(R)は、ストリートそのものを「デニムやスニーカーがあり、音楽や家具がある。そんな自分なりのこだわりがあるライフスタイル」だと定義する。しかし「現在、ストリートカルチャーは飽和状態で、見よう見まねのものが多い気がします」と胸の内を明かす。 ナイキとのコラボでは、そんな現状に対して「本来のストリートの楽しさを伝えていきたい」とし、「ナイキは、ストリートカルチャーにおいてとてつもなく大きな影響力を持っています。今回のコラボでは、今まで培ってきたものを全て注ぎ込むことを楽しみにしています」と意気込む。これから先のストリートカルチャーの未来については「時代と共に進化をして、ストリートカルチャーが世界の定番になっている事を望みたいです。そのためにも、ものづくりを続けていきたいです」と展望を語った。