“6月男”大谷が古巣対決 ホームラン量産体制! 山本・ベッツ離脱で危機も…古田解説
■大谷実戦中!「新ルーティン」
20日のロッキーズ戦は3点を追う2回表、2アウト満塁のチャンスの場面で、バッターは大谷選手。155キロのストレートをはじき返し、走者一掃のタイムリーツーベースを放ちました。今シーズン初めて満塁の場面でヒットを放ち、これで4試合連続打点となりました。 6回表にはライトへのヒットで、4試合連続マルチヒットを記録。当たりが出てきたバッティングについて、大谷選手は「立ち位置、同じように構えて、同じ位置で立つというのは、一番大事なことなので」と話しました。 実は今月15日から新たなルーティンを実践中です。打席に入った際、バットを地面に置いています。ホームベース先端からの距離をバットで計ることによって、軸足となる左足を常に同じ位置にするという狙いがあるそうです。 大谷選手 「球場によってラインの太さが違ったりとかするので、そこで多少ずれたりすることがないようにしたいなと思っています。同じ位置で同じように構えるというのが、同じようにボールを見ることに対して一番大事なことなので、動く前の段階が一番大事かなと思っています」 新ルーティンを取り入れてからの6試合の成績は打率.404・3本塁打・8打点です。21日のロッキーズ戦、大谷選手は第1打席から絶好調のバットが火を噴きました。今シーズン第21号は、移籍後初となる先頭打者ホームラン。これでナ・リーグ単独トップに返り咲きました。
■古巣・エンゼルスと公式戦初対決
22日は本拠地ドジャースタジアムに戻り、大谷選手の古巣・エンゼルスと公式戦初対決となりました。 5回裏、大谷選手がバットで軸足の距離を計る新ルーティンで打席に入りました。1球目のナックルカーブはストライク。2球目のナックルカーブを見送り、ボール。そして3球目、146キロのストレートを捉えると、打球はセンター右へ。2試合連発となる22号ホームランで、ナ・リーグ本塁打数2位のオズナ(ブレーブス)と2本差を付けました。 8回裏の第4打席では、この日2本目のヒットを放ち、打率は.322に。打率でも両リーグトップに立ちました。 大谷選手 「(Q.カーブ2球からの直球を捉えてホームラン?)いい時というのはそこまで大きく張らなくても、ある程度カバーできる範囲が広いので。あまり何も考えず、自分のやることだけしっかりやっておけばいいのかなと思って。最近は打つべくして打っているなと思うので、感覚的に4月、5月より全然いいと思います」
■古田解説 打順変更の影響は?
古田さん 「先週、打撃の調子が良くないのではないかという話がありましたが、やはり調子を上げてきましたね。チームにけが人が出ていることもあって、活躍しなければならない気持ちが強かったと思います。良い結果だったと思います」 「(Q.打順が変わったことが、どう影響したか?)全てを前向きに捉えているのではないでしょうか。打ちにくいことはないと思います。積極的に慣れていると思います」 「(Q.6月男?6月後半男?)7月も大丈夫ですよ」 (6月23日放送「サンデーLIVE!!」より)
テレビ朝日