“6月男”大谷が古巣対決 ホームラン量産体制! 山本・ベッツ離脱で危機も…古田解説
■「ロハス不敗神話」ドジャース大逆転!
19日のロッキーズ戦は序盤からリードを許すなか、大谷選手は6回表の第3打席で、20号ホームランを放ちました。今シーズンのメジャー最長となる飛距離145メートルの特大弾でした。日本人選手として初となる4年連続20号で、ナ・リーグトップに並びます。 古田さん 「(Q.打たれたピッチャーはもう笑うしかないという感じです。それにしてもよく飛びましたね?)ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドは標高1600メートルにあり、空気抵抗が少ないためボールがよく飛ぶと言われています。だからといって飛んだわけではないですが、素晴らしい140メートル以上のホームランでした。また、ロッテの吉井監督もロッキーズ時代にホームランを打ちました」 さらに7回表、ランナーを2人置いた場面で、大谷選手の打球はセンターへ。しかし、ロッキーズのドイル選手がダイビングキャッチし、スーパープレーに阻まれました。 5点を追う9回表、劇的な展開が待っていました。6番ロハス選手は、実はヒットを打った試合で負けたことがないのですが、この日は3打席凡退。しかし、しぶとくライト前に落とし、チャンスを広げます。 その後、満塁となり、ヘイワード選手が、なんと代打満塁ホームラン。これで1点差に迫りました。 こうなると、ドジャースの勢いは止まりません。大谷選手は第5打席で、レフト前に運び、ヒットでつなぎます。 なおもチャンスで迎えたのは、4番テオスカー・ヘルナンデス選手。1ボール2ストライクと追い込まれた4球目をハーフスイング、振っているか振っていないか微妙なところでしたが、一塁塁審は振っていないとボールの判定。これにロッキーズのブラック監督が大激怒し、退場処分となります。 その直後、ヘルナンデス選手が逆転3ランホームランを放ちました。9回に5点以上リードされた試合での逆転勝利はドジャースにとって95年ぶり。ロハス選手の不敗神話も続きます。