井上新監督の“構想外”に…中日、戦力外通告を受けた選手(3)2年連続での“非情通告”に
熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフに戦力外通告を受けた中日ドラゴンズの選手を紹介する。
中島宏之
投打:右投右打 身長/体重:180cm/90kg 生年月日:1982年7月31日 経歴:伊丹北高 ドラフト:2000年ドラフト5位 NPB通算1928安打の実績を誇る中島宏之。しかし、移籍1年目で戦力外通告を受けることとなった。 伊丹北高から2000年ドラフト5位で西武ライオンズに入団し、2004年に遊撃のレギュラーを獲得。同年は133試合の出場で打率.287、キャリアハイの27本塁打を放ち、その打棒を遺憾なく発揮していた。 2008年はリーグ優勝・日本一を経験し、2013年からはメジャーリーグに挑戦した。その後、2014年オフにオリックス・バファローズに入団して日本球界に復帰。2019年からは読売ジャイアンツに活躍の場を移した。 2020年こそ100試合に出場して存在感を放ったが、昨季はわずか8試合の出場にとどまり、同年オフに戦力外通告を受けた。 そんな中、白羽の矢を立てた中日ドラゴンズが中島を獲得。中日は2023年の代打打率が.173だったこともあり、”代打の切り札”として活躍が期待された。 しかし、開幕直後から代打で出場するもヒットは生まれず。終わってみれば15試合の出場で13打数ノーヒット、7三振の成績に終わり、ファームでも27試合の出場で打率.179と苦しんだ。 10月8日には、2年連続となる戦力外通告を受けることに。通算2000本安打まで残り72本だが、来季43歳になる中島を獲得する球団はあるのか。今後の進展が注目される。
ベースボールチャンネル編集部