アンカツさんも気になる『ジャパンC』外国馬3頭の実力…マイルCSの欧州マイル王は「あそこからよう来た」と評価したが
元笠松、JRA騎手で通算4464勝の競馬評論家で「アンカツ」こと安藤勝己さん(64)が17日、自身のX(旧ツイッター)を更新。同日に行われたマイルCS(G1・京都・芝1600メートル)に出走し、5着となった英国調教馬チャリン(牡4歳、R.ヴェリアン)を評価するとともに、次週ジャパンC(G1・24日・東京・芝2400メートル)に出走する外国馬3頭に思いをはせた。 マイルCS直後の更新で勝ったソウルラッシュや4着に敗れた1番人気ブレイディヴェーグについて評価したアンカツさんは、後方から上がり3Fメンバー2番目の33秒6で5着に食い込んだチャリンについて「いかにもヨーロッパの馬って重厚さ。前半進んで行かない感じやったが、あそこから掲示板までよう来た」と記すと「さて、JCの3頭はどうなんやろ」とつづった。チャリンは今年に入って仏G1のジャックルマロワ賞を勝利するなど、欧州のマイルG1を3勝した実績馬だった。 アンカツさんが気にしていた今年のジャパンCはマイルCSと同様、例年にないほど実績ある欧州のG1ホースが名を連ねている。代表格のオーギュストロダン(牡4歳、アイルランド)は日本で生まれたディープインパクト産駒でここまで15戦8勝。英、愛ダービーや、今年の英G1プリンスオブウェールズSなどG1・6勝をマーク。10戦6勝のゴリアット(騸4歳、フランス)はG1こそ1勝ながら、英国を代表するG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制覇した。ファンタスティックムーン(牡4歳、ドイツ)は14戦7勝で、昨年の独ダービー馬。前走の凱旋門賞は9着も9月の独G1バーデン大賞を勝っている。 ジャパンCは昨年まで18年連続で日本馬のワンツー決着となっている。外国馬の勝利となると2005年のアルカセット(牡5歳、英国)以来となるが果たして。
中日スポーツ