旧優生保護法で16日無料相談会 宮崎県弁護士会
旧優生保護法下の強制不妊手術を巡り、旧法を違憲とし、国の賠償責任を認めた最高裁判決を受け、日本弁護士連合会と県弁護士会(山田秀一会長)などは10日、16日に全国無料電話相談会を実施すると発表した。 不妊手術や人工妊娠中絶を受けた被害者のほか、家族や知人、福祉・医療関係者からの相談に応じる。時間は午前10時~午後4時。午前10時~正午は隣県の弁護士が対応。正午~午後4時は本県の弁護士計4人が相談に応じる。 県弁護士会の原田真一弁護士は「自分が対象になるのか分からない人も県内にいるかもしれない。心当たりのある人は遠慮なく電話をしてほしい」と話している。 国によると、旧優生保護法の下、県内で行われた強制不妊手術は229件。2019年度から救済の申請や相談を受け付けている県の窓口には、今年6月末までに286件の相談があった。一方で国の救済法に基づき一時金(320万円)の支給認定を受けたのは12人にとどまっている。 電話相談は予約不要で、(電話)0570(07)0016。
宮崎日日新聞