伝統校・郡山が8年ぶり4強!次戦は強豪・智辯学園に挑む!【24年夏・奈良大会】
<第106回全国高等学校野球選手権奈良大会:郡山10-3大和広陵(7回コールド)>23日◇準々決勝◇さとやくスタジアム 【トーナメント表】奈良大会 23日までの結果一覧 春夏合わせて12回の甲子園出場回数を誇る郡山が7回コールド勝ちで8年ぶりに4強入りを果たした。 秋、春と天理にコールド負けしていた郡山。強豪校の投手と対戦して力負けしていることを実感した。 夏に向けては「速いストレートに振り負けないスイングを心掛けてやってきました」と3番中堅の古賀 誠太主将(3年)は言う。 成果はこの試合で発揮された。相手の失策に付け込み、相手エースの岡田 夢叶(2年)から3回までに5得点。「速い真っすぐを投げてくる岡田君に対して、バットを振れたのは春以降でやってきたことがつながっている部分なのかなと思います」と岡野 雄基監督は頷く。 4回以降も着実に得点を重ねた郡山は7回で10得点。守備では3失策と課題も見えたが、「気持ちが強い」と岡野監督が評価するエースの光谷 郁哉(3年)が6回3失点(自責点2)と試合を作り、最後は4番打者として3打数2安打3打点の活躍を見せた左腕の南方 健汰(3年)が無失点で締めた。 この後に行われた試合の結果、準決勝の相手は智辯学園に決定。抽選が決まった時から準決勝で天理、智辯学園のどちらかと当たる可能性があり、この試合に照準を合わせてきた。 「目標にしてきた試合。気合いという意味でも子どもらはしっかり入っていると思いますので、それを良い方向に行けるようにしっかりと調整したらやっていけたらと思います」と岡野監督は意気込む。 郡山が最後に甲子園に出場したのは2000年夏。今世紀初の甲子園出場を目指して大一番に挑む。