西武・源田壮亮、責任感が生んだ今季初アーチ 魂のヘッドスライディング後に絞り出した言葉「いろいろ感じ、背負いながら…」
◆楽天2―4西武(29日、楽天モバイルパーク) 西武の源田壮亮が2022年8月25日のロッテ戦以来、674日ぶりの一発を放った。3点リードの7回1死、楽天・瀧中の内角直球を捉え、右翼スタンドぎりぎりに放り込んだ。 ■674日ぶり一発! 源田の今季1号!【動画】 仙台ではプロ初本塁打でもあり、渡辺久信監督代行は「(追加点として)大きかった。まさかのね。びっくりした」と驚き交じりに称賛。源田は「ちょうど次の1点が取れたので良かった。チームが勝てばなんでもいいかな」と今季2度目の3連勝を喜んだ。 チームが8連敗した11日の広島戦で最後の打者となり、ヘッドスライディングも届かず、しばらくうつむいた姿がファンの心を打った。同日の試合後、源田は「責任を背負わないと。こういう状況でも応援してくれるのに、ふがいない試合をして。やっぱり勝ちを見に来てくれていると思うので、いろいろ感じ、背負いながらまた頑張ります」と成績低迷の責任を一身に受け止めていた。 その責任感が乗り移ったかのような一発だけでなく、随所に持ち味の好守を連発。隅田が2ランを浴びた直後の8回1死では、村林の鋭い打球を逆シングルで捕り、すかさず送球してアウトにした。
西日本新聞社