自分にも地球にも優しいドーナツって? 京都・四条「koé donuts」の“優しさポイント”を聞いてきた!
色んな「声」を聞いてブランドを育てる
ドーナツだけでなく、お店を見渡すと「オーガニック・天然由来・地産地消」があちこちに。イートイン用のお皿の一部、グッズとして販売されているオリジナルのコーヒータンブラーは、竹の繊維を使用する「バンブー素材」。トレイは再生樹脂、アイスコーヒーも紙カップで提供し、プラスチックの使用は限りなく減らしているのだとか。さらに驚いたのが、ドーナツの作り置きはせず、販売するものすべてその日に作っているものばかり。消費期限は当日のドーナツですが、廃棄ロスが出る日はかなり少ないそうです。「9時から20時まで、常にドーナツが並んでいる状態です。もちろん夕方になるにつれてドーナツはどんどん減っていくのですが、その日の客足で追加製造するかしないかを製造スタッフが判断しています。閉店1時間前にはずらっとドーナツが残っていても、閉店する頃には綺麗に売り切れることもよくあるんですよ。廃棄が出ないように、でもしっかり選んで買っていただけるように…。これは仕組みというより、製造スタッフの判断が適切だからかもしれません」京都にも観光の活気が戻ってきて、9割が外国人観光客で席が埋まることもあるそうです。「海外のお客様は、日本の方よりも素材を気にする方がとても多いんです。ヴィーガン対応の商品も、今後は考えていくつもりです。オーガニックの考えも人によって違うので、色々な意見を聞きながら、少しでも応えられるようにしていきたい」聞けば、「koé donuts」は添加物そのものを徹底的に排除しようとは考えていないのだとか。素材そのものを「良いか」「良くないか」をしっかり見極める、ということを大事にしているそうです。「koé」は「声」。ブランド名が掲げる名前の通り、地球の声、生産者の声、お客様の声、仲間の声を大切に、優しさを届けていることを垣間見れた取材になりました。 About Shop koé donuts kyoto 京都府京都市中京区新京極四条上ル中之町557 京都松竹阪井座ビル 1F 営業時間:9:00~20:00 定休日:不定休
ウフ。編集部 あかざしょうこ