腸の健康に! おすすめの食品と習慣 7
※この記事は、海外のサイト『Prevention』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 緊張すると胃が落ち着かなかったり、便秘になると一日中疲れて元気が出ないことはない? これらは、腸と体内のほかの部分が互いに大きく影響し合っていることを表している。最近では、研究によってこの関係性がさらに明らかになってきた。心臓病、2型糖尿病、自己免疫疾患はすべて、腸のトラブルとつながりのあるさまざまな要因が関係している。逆にいえば、7mほどの長さの消化管をケアすることで、健康状態を高めることができるのだ。今回は、消化器系のバランスと健康を維持するための重要なステップについて、医師に教えてもらった。
7つの腸活方法
1. 睡眠を大事にする 研究によると、睡眠時間が長い人や睡眠効率が高い人(すぐ眠りにつけて、寝続けられる人)は、睡眠時間が短い人や眠りが浅く頻繁に目が覚める人よりも、腸内細菌の種類が豊富なことが分かっている。さらに、タイムゾーンの変更や平日は夜勤で週末は休みのような理由による概日リズムの変化が、マイクロバイオームの変化を引き起こす可能性がある。スクリーンを見ないで静かにリラックスする習慣をもつ、寝室を暗く涼しくする、快適な寝具を使うなどの対策に効果がなければ、睡眠を改善するために睡眠の専門医に相談してみよう。
2. ストレスを抑える ストレスは腸の健康に悪影響を及ぼす可能性がある。ストレスの管理不足で起こりうる食欲不振、吐き気、下痢といった即時的な副作用は、長期化するとIBSなどの症状を悪化させる恐れがある。生活からストレス要因を取り除くことが難しい場合もありますが、横隔膜呼吸法やヨガなどを取り入れることが役立つでしょう、とノースカロライナ大学医学部消化器科の医学および精神医学の名誉教授であるダグラス・A・ドロスマン医学博士は話す。「メンタルヘルスの専門家を訪ねて、認知行動療法、催眠療法、マインドフルネスなどの脳腸療法が、自分にとって有効かどうかを判断してもらうのも賢明でしょう」と彼は補足する。