巨人、国内FAのソフトバンク・甲斐拓也と12月に直接交渉へ 4年以上総額10億円規模準備
巨人が、ソフトバンクから国内フリーエージェント(FA)権を行使した甲斐拓也捕手(32)と12月に直接交渉を行うことが30日、分かった。代理人を通しての交渉は既に行い、4年以上で総額10億円規模の大型契約を準備しているとみられる。 【写真】巨人ファンフェスタに登場した長嶋茂雄終身名誉監督 同じくFA宣言した阪神・大山悠輔内野手(29)の獲得にも乗り出したが、大山は11月29日に残留を発表。東京ドームでのファン感謝イベントに参加した阿部監督は大山から連絡を受けたことを明かし「やることをやってチャレンジした。また巨人、阪神、野球界を盛り上げていきましょうと伝えられたのでよかった」と語った。 大山の加入は実現しなかったが、次のターゲットとなる甲斐の獲得に全力を注ぐ。甲斐は4度の日本一を経験している球界屈指の捕手。阿部監督は、強打の捕手として黄金時代を支えた経験から「絶対的な司令塔がほしい」と願う。阿部監督は23日に行ったトークショーで「どこかのタイミングで直接、交渉の席について思いを伝えたい」と自ら出馬する意欲を示していた。 球団はソフトバンクから国内FA権を行使した石川柊太投手(32)とは既に交渉を行った。