アルパインスターズのカーボン製ヘルメット「スーパーテックR10」市販へ!! 日本は2024年後半に登場か
フィット感を向上するA-Head フィットメントシステム
S-R10は、内装のカスタムによるフィット感の向上が可能だが、さらに特許取得済みのA-Headフィットメントシステムを採用することで、ヘルメット着用時の高さと角度をライダーの好みに合わせて正確に調整できる。前傾の強いスーパースポーツモデルとアップライトなネイキッドでは当然ながらライダーの頭の前傾角度が変わるが、このシステムを利用することで良好な視界を確保できるわけだ。 ──スペアパーツも豊富に用意されており、チークパッド/クラウンパッド/トップパッドとA-Head フィットメントシステムの組み合わせによって様々なライダーのフィット感とパフォーマンスのニーズを満たすことができるという。
風洞実験室とレースの現場で鍛え上げられたエアロダイナミクス
MotoGPのトップライダーが着用することを前提に開発されたスーパーテックR10は、空気抵抗や浮き上がり力の低減、スタビリティを最高レベルに実現。すでにMotoGPライダーが最高峰のレースで使用しているが、一般的な公道ライダーにとっても高速走行時の首への負担軽減や低レベルの風切り音といった恩恵が受けられるはず。 後頭部のスポイラーは特許取得済みのリリースシステムを採用しており、弾性ジョイントでマウントされている。転倒などで大きな衝撃を受けた際には、角度に関係なくスポイラーがヘルメットから外れ、潜在的な回転エネルギーを低減する。 また、空気抵抗を低減するためサイドにはウイングレットを、バイザーにはタービュレーター(乱流翼)を備えており、スポイラーとの組み合わせによってヘルメットの空気抵抗をさらに4.54%低減したとしている。 ──ホンダCBR1000RR-Rを彷彿とさせる(?)ようなウイングレットを左右に装備!
通気ポートは11箇所!
アイポートを除く11個の通気ポートを装備。チンガードに3箇所、ヘルメット上部の4つを含む7箇所のインレットを備え、チンバーの2つを含め4箇所の排気口を持つ。これらの換気システムは開閉可能で、真夏の走行時などに積極的な空気の循環で威力を発揮するほか、シールドの曇りを防ぐのにも効果的だ。 ──11箇所のインレットポートを持つ。 ──トップベントから効果的に排出。