東京円、1ドル=155円10~12銭…「トランプ氏の政策明らかになるまで155円前後では」
13日の東京外国為替市場の円相場は、前日(午後5時)比1円29銭円安・ドル高の1ドル=155円10~12銭で大方の取引を終えた。日米金利差の開きを意識した円売り・ドル買いが進んでおり、約3か月半ぶりの円安水準となった。
市場では、米国のトランプ次期大統領が積極的な財政政策を進めることで、インフレ(物価上昇)が再燃するとの見方が根強い。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ方針にも影響が出かねず、運用に有利なドルを買って円を売る動きが強まっている。円相場は3日連続で下落した。
市場では「トランプ氏の政策内容が明らかになるまで、1ドル=155円前後を行き来する展開になるのではないか」(三井住友DSアセットマネジメントの市川雅浩氏)との見方が出ている。
対ユーロでは93銭円安・ユーロ高の1ユーロ=164円44~48銭で大方の取引を終えた。