2024年F1第19戦アメリカGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2024年F1第19戦アメリカGPの予選が行われ、6~10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6~10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、セルジオ・ペレス(レッドブル)だ。 【写真】2024年F1第19戦アメリカGP セルジオ・ペレス(レッドブル)と角田裕毅(RB)のバトル ■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング) 予選 10番手 スプリントではペースが少し足りなかったので、明日のレースに向けて、改善できる点を探るつもりだ。 予選前にマシンにいくつか変更を加えた。その結果、かなり良い状態に持っていくことができたと感じた。ペースとリズムがはるかに良くなり、すべてが正しい方向に進んでいた。 Q2では5番手で、調子が戻りつつあった。でもその後、とても不運な展開になった。Q2最後で使うために新品タイヤを温存していたのに、イエローフラッグが出たことで、最後のラップを走ることができなかったんだ。とても良い感触を持っていただけに、本当に残念だった。 明日は、トラフィックに悩まされる、厳しいレースになるだろう。でもトラフィックを素早く抜けることができれば、前のグループと早い段階で戦うことが可能になり、何かできるチャンスが出てくるはずだ。 ■ケビン・マグヌッセン(マネーグラム・ハースF1チーム) 予選 9番手 僕たちにとって非常に重要な結果になった。RBとは3ポイント差だったけど今は彼らと同ポイントになったし、ニコ(・ヒュルケンベルグ)が今年の初めに2回6位に入っているから、実際には彼らよりも上位に立つことができた。いつまたこのような競争力を得られるかはわからないから、この状態をキープしていくことが重要だ。次のレースもこうなることを願ってはいるけど、僕たちは最大限にそのアドバンテージを活かさなければいけないし、おそらく今日のスプリントではそれができた。 僕の予選タイムは、黄旗によりユーズドのソフトで出したものだった。新品タイヤのときには素晴らしいラップを走れていて、ふたつのコーナーを残してコンマ3秒か4秒は速かったのに、最終セクターで黄旗が出て中断せざるを得なかった。(オスカー・)ピアストリのタイムも不可能ではなかっただろうから苛立ちはもちろんあるけど、こういうことはたまにある。 クルマにアップグレードを施して、それがうまく機能するようになったのは素晴らしいし、本当にポジティブなのはそこだと思う。明日レースで走らせるのが楽しみだ。 ■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム) 予選 8番手 今日の予選で8番手を獲得できたのは僕たちにとっていい結果だ。クルマはあまり快適ではなかったから、ずっとセットアップを変更してきた。スプリントの後に行った変更がうまくいったんだと思う。さらにパフォーマンスを上げることができたし、励みになった。 クルマを走らせるのにはまだ難しさがあるけど、この結果のおかげでうまくいけば明日はポイント争いができるかもしれない。僕たちの後ろからスタートする速いクルマもいるから、トップ10はいい戦いになるだろう。 ■ピエール・ガスリー(BWTアルピーヌF1チーム) 予選 7番手 今日のパフォーマンスにはとても満足している。久しぶりにQ3に進出でき、今シーズンのベストタイの結果を出すことができた。今日のクルマは乗っていて本当に楽しかったよ。僕たちは今朝のスプリントレース後にいくつか変更を加えた。この新しいパッケージについてはまだ模索しているところだけど、正しい方向を見つけることができてきているようだし、今後に向けてもいいポテンシャルを持っている。 また、今日のスプリントレースからは自分たちのレースでのポテンシャルも見えてきた。明日のレースは7番手グリッドからのスタートになるけど、トップ10にいるのは久しぶりだし、これを活かしてポイント獲得を狙う。今週末このパッケージを持ち込んでくれたチームにとって素晴らしいご褒美になるだろうね。 ■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム) 予選 6番手 昨日はスプリント予選でトップ争いができていたのに、今日は本当に苦労した。1日でこんなに大きく運命が変わってしまうのには困惑する。クルマのスイートスポットを見つけたときには、明らかにポールポジションや勝利を争える力がある。でもそうでないときは、上位集団の後方にいる。 スプリントではスタートでポジションを落としてしまい、それを取り戻すために序盤でかなりプッシュした。しかし残念なことに、その後はタイヤに苦しみ始めて後退することになった。金曜日では特にロングランのペースがよかったからこれは理解しがたい。 予選でも苦戦は続いたが、ターン12でロックアップするまで最後のラップはよかった。でもそれを取り返そうとプッシュしすぎたのかターン19でクルマのリヤを失ってしまった。クルマにダメージを与えてしまったことと、それを修復するために一晩中作業を続けなければならないことを思うとがっかりだよ。 [オートスポーツweb 2024年10月20日]