新アリーナ事業、契約解除へ 三遠のライセンス取り消しか―バスケットBリーグ
愛知県豊橋市長選で初当選した長坂尚登市長は18日、初登庁後の記者会見で、市長選の争点だった多目的屋内施設(新アリーナ)整備事業について、契約解除に向けた手続きに入るよう指示したと明らかにした。 【写真】Bリーグの開幕セレモニーで入場するA東京と琉球の選手ら=2016年 同市に本拠地を置くバスケットボール男子B1リーグの三遠が新アリーナをホームとして2026年開幕の「Bリーグ・プレミア」への参入が決まっているが、取り消しとなる可能性が高まった。 新アリーナは市中心部の豊橋公園に27年完成予定とし、市が約230億円で事業者と契約を締結していた。長坂氏は計画に反対し、「契約解除」を公約に市長選に出馬。会見で「アリーナを含めて市長として信任を得た。訴えたことを着実に実行していく」と話した。三遠側から面会の申し込みがあり、応じる意思があることも明らかにした。 三遠の運営会社は18日、「長坂市長と会うことができれば、アリーナ建設の必要性について理解してもらえるよう、丁寧に説明したい」とコメントした。