【陸上】800m日本新の久保凛「来年は1分台を何回も」注目度増し当初は戸惑いも「注目に感謝」/陸連アワード
◇日本陸連アスレティックス・アワード2024(12月19日/東京・港区) 日本陸連の年間表彰式となるアスレティックス・アワードが行われ、日本陸連選出・記者クラブともに選ばれた、女子800mの久保凛(東大阪大敬愛高2)が出席した。 アスレティックスアワード2024 受賞者一覧と、過去のMVP受賞者をチェック! 今年は800mで日本女子初の1分台に突入という快挙を果たした久保。壇上に上がると、「シニアの舞台に出場し、たくさんのことを経験できました。また賞をいただけるように、日々努力を重ねてまいります」とあいさつした。 式典後に囲み取材に応じた久保は「感じたことのない雰囲気で、スピードでは“飛んじゃった”のですが、しっかり話せたと思います」と笑顔を見せる。今季は日に日に注目度を増し、最初は「たくさん注目していただけることに、どう対応すればいいのか」と戸惑いもあったそうだが、日本選手権を制し、日本記録(1分59秒93)保持者となってからは「楽しんで取材も対応させていただいていますし、注目してもらえることに感謝しています」と自覚が芽生えたようだ。 今週末に全国高校駅伝を控えるが、「チームの目標は5位。それに貢献できるように流れを作れるように」と、3000m8分台を出した勢いをぶつける構えだ。 来年の目標は東京世界選手権出場。参加標準記録(1分59秒00)にも自己記録にはあと1秒弱に迫っているが、「まだ1分台は1回だけ。世界の試合にも挑戦できていません。来年は1分台を何回も出せるようにしてくことが大切だと思っています」と見据えていた。
月陸編集部