四日市出身の山口選手優勝、78キロ超級、全日本学生柔道トーナメント開幕 三重
柔道の第1回全日本学生YAWARA Challenge Tournament(全日本学生柔道連盟主催、伊勢新聞社など後援)が14日、三重県四日市市日永東の四日市市総合体育館で始まった。2日間の日程で7階級(48キロ級、52キロ級、57キロ級、63キロ級、70キロ級、78キロ級、78キロ超級)のトーナメントが行われる。 女子学生柔道の普及振興を目的に開催。今年度全日本学生体重別選手権でベスト8以上の入賞を果たしていない▽全日本柔道連盟A・B強化選手に指定されていない―などの出場資格を満たした約420人がエントリーした。14日は48キロ級、52キロ級、57キロ級、78キロ超級の4階級があった。 78キロ超級は四日市市立三滝中出身の帝京大2年、山口ひかる選手が優勝した。大成高(愛知)時代のインターハイ3位などが主な成績で「まだ課題もあるが初の全国タイトルはうれしい。地元の知り合いも会場に駆けつけてくれて落ち着いて試合ができた」と話した。 女子学生選手の減少を受けて女子柔道のすそ野を広げる狙いもある。学生柔道を経て国際大会で活躍する柔道家に成長した柔道女子日本代表コーチの宇高菜絵氏(39)=愛媛県出身、帝京大出=らのトークセッション、小・中学生向けの柔道教室もあった。 2014年の世界選手権女子57キロ級を29歳で制した宇高氏は「日々細かい目標を決めて真剣に取り組むことがライバルとの差になる。何をやっても勝てない時期はやめた方がいいと思うことがあるかもしれないが、やめたくない自分がいたら諦めず挑戦して」と語りかけた。 ■ 15日は残り3階級が行われる。午前10時試合開始。