全長4.2mのコンパクトSUV アルファ ロメオ新型「ジュニア」に280馬力のホットバージョン「ヴェローチェ」まもなく登場
アルファロメオらしいスポーティさを備えた、ジュニア「ヴェローチェ」
ステランティスグループの伊ブランド、アルファ ロメオは2024年6月19日、新型コンパクトSUV「Junior(ジュニア)」のホットバージョンとなる「Veloce(ヴェローチェ)」の開発が最終段階に入ったと発表しました。 【画像】日本でも人気が出そう! アルファ ロメオのコンパクトSUV「ジュニア」を写真で見る(30枚) どんなモデルになるのでしょうか。
新型ジュニアは、アルファ ロメオのコンパクトSUVです。 2024年4月に新型「ミラノ」という名称で発表されましたが、諸般の事情でジュニアに車名を変更しました。欧州市場では、間もなく発売が開始されます。 新型ジュニアのラインナップには、48Vハイブリッド車とフルBEV(バッテリー電気自動車)が設定されます。 ハイブリッド車は136馬力、BEVは156馬力の最高出力を発生しますが、BEVのホットバージョン「ヴェローチェ」は240馬力を発生するといわれていました。 ですが、アルファ ロメオはイタリア・ヴェルチェッリ州のバロッコ テストコースでジャーナリスト向けに試乗会を開催する数日前に、ジュニア ヴェローチェの最高出力を280馬力にアップさせると発表しました。 この数値は、「ジュリア」「ステルヴィオ「トナーレ」のヴェローチェバージョンと同じものです。 型式認証段階に先立っておこなわれる試乗会で、新型ジュニアは、同社のエンジニアチームが設計目標の検証を行ったテストコースで、この280馬力(207kW)バージョンを公開します。 この新しい電気モーターは、新型ジュニアのホットバージョンに搭載されてデビューします。 新型ジュニア・ヴェローチェのセリングポイントはモーターだけではありません。まず、ステアリングのギア比を、このセグメントでもっともダイレクトで最適な14.6にして、ロードホールディングを向上させたといいます。 またスポーツサスペンションで車高を25mm下げ、前後のアンチロールバーもスポーティに改良され、高いグリップレベルで安定した高速コーナリングを可能にします。 ブレーキシステムには、4ピストンのモノブロックキャリパーと直径380mmのフロントディスクを採用しています。トルセンデフはあらゆる条件下で最高のトラクションを、BEV専用の20インチ高性能タイヤが優れたグリップを発揮します。 そして、すべてのアルファ ロメオモデルがそうであるように、クラス最高のハンドリングとドライビングダイナミクスを追求しています。 そのために、「4C」「8C」「ジュリア & ステルヴィオ クアドリフォリオ」「ジュリアGTA」「33ストラダーレ」など、現在も進行中のユニークなプロジェクトを開発したエンジニアチームが、このジュニア「ヴェローチェ」のために集められたといいます。
VAGUE編集部