【2025年期待の一頭】フェブラリーSの有力馬と比較しても楽しみ 3戦無敗のウィンドフォール/難波田忠雄
難波田忠雄【ウィンドフォール(牡4・牧)】
昨年の当欄はエンペラーワケアにしたのだが、4戦3勝、2着1回で根岸S、武蔵野Sと重賞を2勝。期待通りの内容で、今年は川田とのコンビでフェブラリーSからの始動が決まっている。さらなる飛躍の一年になってほしいのだが、武蔵野Sと同じ日に行われた3歳上2勝クラス(ダート1600メートル)で強烈な競馬を見せていたのがウィンドフォールだ。 武蔵野Sは重賞の割にペースが落ち着いたこともあって、1分36秒0の決着。しかし、同馬は2番手追走から残り400メートル地点で楽々と先頭に立ち、最後は楽な手応えで後続を突き放して圧勝した。これで3戦3勝となり、57キロを背負っての走破時計は1分36秒3。タイムそのものは武蔵野S4着に相当するのだが、3歳馬なら武蔵野Sに56キロで出走できていただけに、すでに重賞級の能力を証明したといえる。エンペラーワケアと違ってこちらは1800メートルでも2勝していて、距離の融通が利くタイプ。年末のチャンピオンズCには間違いなく出走してくるはずだが、そこまで連勝街道が続いていてほしいものだ。
難波田 忠雄