「家賃は安いけどスーパーがない」VS「家賃は少し高いけど利便性抜群」 節約になるのはどっち?
住みやすい家を選ぶポイント
家賃をおさえるなど節約も大切ではあるものの、スーパーが近いかどうかだけで家を決めてしまうと、いざ住んでみたときに「こんなはずではなかった」と思うかもしれません。家を選ぶ際は、通勤通学に便利な立地である・安全である・災害に強いといった、さまざまな面から家選びするとよいでしょう。 本項では、家選びにおいて優先したほうがよいポイントについて解説します。自分や家族にとって、どのような家が住み心地がよいかを考えましょう。 ■立地 家の立地は、家選びの際に重視する人も多い部分です。立地面で気にすべき項目は、主に以下のとおりです。 ●職場に近い ●駅が近い ●最寄り駅に急行や快速が止まる ●スーパーやコンビニなどがある ●災害に強い土地 ●治安がよい ●子育てに適している環境 立地に注目する場合、スーパーなどの商業施設や職場のほか、駅が近い点にメリットを感じる人が多いです。最寄り駅が快速電車などの停車駅になっているかも、気にしておきたいポイントです。 そのほか、災害への強さや治安のよさを重要視することもあるでしょう。子育て中で、公園があるとよいと思う人もいます。 ■家賃 家賃の価格も、家選びの際は重要です。賃貸の場合、家賃は手取り収入の3分の1が目安とされています。計算する際は家賃だけでなく、管理費、共益費なども含めて考えるとよいでしょう。また、入居時には敷金・礼金、仲介手数料などの初期費用もかかります。費用をおさえたい人は、敷金・礼金なしの物件もあります。 ■間取り・部屋の広さ 家族の人数に合った部屋の広さや収納があると、住みやすい家だと感じる人もいます。そのほか、風呂・トイレ・キッチンなどの設備が使いやすい、日当たりがよい、使いやすい動線であることなどを重視している人が多い傾向です。 せっかく新たな環境で生活を始めても、「家族が多いのに部屋数が少ない」「荷物が多いのに収納が少ない」といったことが要因で、ストレスがたまることもありえます。家族など同居人がいる場合は同居人の意見も取り入れ、少しでも多くの点で納得できる間取りや部屋の広さなどの物件を選んでいきましょう。
利便性だけでなくさまざまな面から住みやすい家を選ぼう
新しい住居を選ぶにあたり、「家賃は安いけどスーパーがない」「家賃は高いけど利便性がよい」の物件は、どちらが節約できるのかということはいえません。それぞれのライフスタイルに合っていない物件に住むと、かえってお金がかかってしまったり不便でストレスがたまったりする可能性もあります。 家を選ぶ際はスーパーが近いなどの利便性だけでなく、立地や間取り、子育てなどの環境、治安なども含め、家賃と擦り合わせて選ぶとよいでしょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部