小中学生11人、バンクなど体験 三重・松阪競輪場で「選手気分」味わう
三重県自転車競技連盟(石田成生会長)は1日午後1時から三重県松阪市春日町三丁目の松阪競輪場で、小中学生を対象にした「自転車競技体験会」を開いた。11人が参加して選手気分を味わった。 県内の小中学生に、自分の力を頼りに風を切って走る健康的なスポーツである自転車に触れてもらおうと開催。これまで四日市競輪場で行ってきたが、今回初めて松阪競輪場の協力を得て会場にした。 この日は㈱JPF(東京都千代田区)の元マウンテンバイクプロライダーの山田将輝さんを講師に開催。子供たちは自分のマウンテンバイクやロードバイクを持参し、県立久居農林高校の自転車競技部(生川龍起顧問)の部員10人が補助に当たった。 子供たちは山田さんらの指導を受けてバンク走行をはじめ、起伏のあるコース「パンプトラック」や一本橋、S字カーブのコース「スラローム」などを走って基本的な動きや、身体の使い方を学んだ。ヘルメット着用の重要性についても理解を深めた。 志摩市から参加した小学6年生・前橋明季君は「自転車は面白い。今日はみんなと走れて楽しかった」と笑顔で話した。 補助に当たった同部キャプテンの2年生・井田陽翔君は「みんな飲み込みが早く、教えがいがあった」と話した。