中国新興EV「理想汽車」、失速克服に確かな手応え 初のBEV失敗を糧に、7~9月期の業績が大幅改善
理想汽車の創業者兼CEO(最高経営責任者)の李想氏は決算説明会でそう述べ、先行きに楽観的な見方を示した。 「メーカー希望価格が20万元(約429万円)以上のEVとPHVのカテゴリーで、わが社は7~9月期に17.3%の市場シェアを獲得し、前年同期より3.1ポイント向上させた。このカテゴリーでは上位3社の車種に人気が集中しており、合計の市場シェアは50%を超える。われわれの販売実績は、すでに多くの高級車ブランドを上回っている」(李CEO)
とはいえ、理想汽車が市場での存在感をさらに高めるためには、投入を延期したBEVを成功に導く必要がある。「2025年の発売後には、20万元以上のカテゴリーで25%のシェアを取りたい」。李氏はBEVへの再挑戦についてそう語り、実現への意欲をにじませた。 (財新記者:安麗敏) ※原文の配信は11月1日
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