【新日本・SJTL】「TMDK」ロビー・イーグルス&藤田晃生が初優勝 IWGPジュニアタッグ戦線は混乱の極み
新日本プロレス4日のエディオンアリーナ大阪大会で「スーパージュニアタッグリーグ」優勝決定戦が行われ、Aブロック1位でユニット「TMDK」のロビー・イーグルス(34)、藤田晃生(22)組が、Bブロック1位で昨年覇者のTJP(40)、フランシスコ・アキラ(24)組を破り、初優勝を果たした。 序盤から両チームはスピーディーで激しい攻防を展開。「キャッチ2/2」は、得意の連係攻撃を駆使して藤田を攻め立てた。ロビー&藤田も合体攻撃で逆襲に出るが、前年度覇者組からなかなかペースを奪えない。 それでも最後は、ロビーと藤田の執念が上回った。合体攻撃の連発で試合の流れを取り戻すと、相手の合体技を決めさせず、超高速の技を打ちあう。最後はロビーとTJPの丸め込み合戦となり、15分20秒、ロビーが電撃のエビ固めで押さえ込み、3カウントを奪った。 初Vを飾ったロビーと藤田は、トロフィーを受け取り笑顔。2021年8月デビューで22歳の藤田にとってはこれが初タイトルで、「スーパージュニアタッグリーグ」では史上最年少優勝となった。若武者がロビーからマイクを渡されると、会場は「フジタ! フジタ!」の大チャントに包まれた。「100%じゃねえかもしれないけど、これでTMDKの時代が来たってことを証明できたんじゃねえか。オレのパートナーがロビー・イーグルスだから優勝することができた。ありがとう、ロビー!」と、パートナーをねぎらった。 その上でIWGPジュニアタッグ王者のKUSHIDA&ケビン・ナイトをリングに呼び出し、タイトル戦を要求した。王者組はKUSHIDAがなぜか英語でこれを受諾するも、準優勝に終わった「キャッチ2/2」の2人もリングに招き入れた。さらに来年1月4日の東京ドーム大会で、3WAY戦での王座戦を提案した。 これで藤田のドームへの道筋が決まったと思いきや、何と前IWGPジュニアタッグ王者で「バレットクラブ・ウォードックス」のクラーク・コナーズ&ドリラ・モロニーが乱入。パイプイスで6人を打ちのめし、ダウンさせた。続けて王座挑戦をアピールした。 このまま蛮行が認められ、1・4ドームでフェイタル4WAY王座戦となるのか。試合後のいざこざで、ロビーと藤田の快挙が吹っ飛んでしまった。
東スポWEB