「道の駅いかりがせき」の碇ケ関御関所 津軽の玄関口で江戸時代の情緒を満喫 青森 味・旅・遊
関所を存分に堪能し、余韻に浸りながら江戸時代のよろいや火縄銃、弓矢などの武具、古文書などが展示されている部屋をのぞくと、波瀾(はらん)万丈の戦国時代の様相が目に浮かんでくる。
関所だけではなく、他にも魅力満載だ。青森ヒバをぜいたくに使い、木のぬくもりを感じながらゆっくりと温泉に漬かることができる「御仮屋御殿」や特産品のジネンジョを生地に使ったたこ焼きも大人気。店員によると、1パック6個入り(税込み600円)で、平日は平均200~300パック、土日には500~600パックも売れるということで、行列ができるほどの売れ筋商品だという。
歴史と文化の薫りを醸し出す江戸時代の庄屋屋敷を想起させるたたずまいが特徴の道の駅として人気があり、桑田社長によると、新型コロナウイルス禍を経て徐々に客足が回復傾向にあるという。周りを山々に囲まれ、情緒豊かな関所と、いで湯の里で晩秋を満喫してはいかが。
(福田徳行)
道の駅いかりがせき 東北自動車道碇ケ関ICから国道7号を弘前市方面に向かって約2キロ。JR奥羽線碇ケ関駅から徒歩約3分。テーマパークをコンセプトにした道の駅で、食事や宴会もできる文化観光館、特産品直売所などのほか、敷地内には足湯(冬期間閉鎖)もある。【問】0172・49・5020。