【東北優駿】岩手の怪物フジユージーンが無敗で岩手2冠達成、村上騎手「もっともっと強くなる」
<東北優駿>◇16日=水沢◇M1◇ダート2000メートル◇3歳◇出走10頭 強すぎる! 岩手の“怪物”フジユージーン(牡、瀬戸幸)が2着馬に「大差」をつける圧勝で、デビューからの連勝記録を「8」に伸ばした。5月盛岡のダイヤモンドCに続き、岩手クラシック2冠を達成。重賞は6勝目となった。 【ダートクラシック番付】横綱は?あの馬は再入幕? 発馬は決まらなかったが、外枠からすっと2番手へ。初めての2000メートルでも道中はしっかり折り合い、2周目向正面では逃げ馬をかわして先頭に立った。最終4角ではすでに後続を大きく引き離し、直線では鞍上が後ろを振り返る余裕も。最後までまったく追われることがないまま楽々と押し切った。勝ちタイムは2分8秒2。 村上忍騎手は「今回は体調維持の面など厩舎のみなさんは大変だったと思いますが感謝しています。前回は少しテンションが高かったのですが、今日は落ち着いていて乗りやすかったです。いつも通りの走りができたと思いますし、やっぱりホッとしています。今後もっともっと強くなってくれると思うし、中央馬とも走ることにもなると思う。僕もしっかり乗れるように気を引き締めてやっていきたい」と話した。 遠征を予定していた6月5日大井の東京ダービー(Jpn1、ダート2000メートル)を右後肢のけがのために回避。アクシデントから短い間隔で立て直しを迫られた今回は前走から10キロ増、デビュー以来最も重い562キロでの出走だったが、まったく問題にしなかった。