【今週の注目新馬/函館】矢作厩舎の秘蔵っ子モズナナスターが初陣 ギータ所有のセイフウサツキは鞍上・武豊でデビュー
【6月29日・土曜函館5R=芝1200メートル】
◆モズナナスター(牝=父モズアスコット、母グランプリエンゼル・矢作) 父は安田記念(18年)とフェブラリーS(20年)の芝&ダートのマイルGⅠ勝ち馬で、同じく矢作厩舎に所属した母はGⅢ函館スプリントS(09年=開催は札幌)勝ちなどJRA5勝。浦河町のシュウジデイファームから直接函館競馬場入りし、20日にゲート試験に合格。そのままデビューへと向かう。田代厩務員は「両親のスピードを受け継いでいる感じだけど、どちらかといえば落ち着きがあって(モズ)アスコットに似た雰囲気。芝の適性がどうかだが、スピードがあるし血統からも大丈夫でしょう。前で競馬ができると思う」と話す。直前は芝で追い切る予定。鞍上・鮫島駿で馬体重は460キロ。
【6月29日・土曜函館6R=ダート1000メートル】
◆ウインラテアート(牝=父ジョーカプチーノ、母オーミポルカ・宗像) 現3歳の半兄は2勝クラスのタイセイフェスタ。1週前追いは丹内(レースでも騎乗)を背に20日の函館ウッドで2歳と併せ5ハロン68・1ー12・0秒(馬なり)で1馬身先着した。「まだ口向きの課題など良化の余地はあるけど、追い切りに乗った(丹内)ジョッキーの感触は上々。スピードがあって短い距離は合いそう」と玉舎助手。鞍上は丹内で、馬体重は460キロ。 ◆オオタチ(牡=父ルヴァンスレーヴ、母チェス・久保田) 現3歳の半兄ジェンマは新潟ダート9ハロンで未勝利勝ち。新種牡馬の父&母の父フリオーソとダート最強馬の血を引き継ぐ。「追うごとに馬体が絞れてきて、前向きさもあって走り出すと真面目。ゲートも問題なくスッと出てくれるので1000メートルにも対応できそう」と北田助手。鞍上は未定で、馬体重は450キロ。 ◆ルークススペイ(牡=父ベストウォーリア、母メリーウェザー・伊藤圭) 昨年の北海道サマーセール出身(落札価格2500万円)で、半兄にオープンで活躍したシゲルタイタンや現3勝クラスのシーウィザードがいるほか、現3歳の半姉ヨーカイディスコも京都ダート6ハロンで新馬勝ちしている。「まだ本気を出して走っていないが、能力は感じます。子供っぽさも残るし、先々良くなってきそうだけど、順調にきていて仕上がりは上々」と伊藤圭調教師。馬体重は474キロで鞍上は永野を予定。