アウトドアでキンキンのビールをグビッ! ぬるい飲み物を野外で素早く冷やす方法とは
開放的なキャンプ場でキンキンに冷えたビールを飲むのは、まさに至福のひとときです。しかし電源確保が難しく冷蔵庫もない屋外。時間が経ってビールがぬるくなったり、思い通りに冷えなかったりと歯がゆい場面に出くわすこともありますよね。今回はそんなときに使える、缶ビールを素早く冷やす方法をご紹介します。 【写真】冷蔵庫がなくても缶飲料をキンキンに冷やせる裏ワザを見る(全8枚)
王道の冷やし方は氷の中でくるくる回転
飲み物を冷やす方法として代表的なのは、バケツなどの容器に氷を入れ、氷の上に横にした缶ビールを置いたら、手でくるくると回転させていく方法です。ビールメーカーの公式サイトでも紹介されており、2分ほどで缶ビールは冷え冷えの状態に。 温度が高いものから低いものへ移動する「熱交換」という性質を利用したもので、この熱交換を効率よくおこなうために、なるべく素早く回転させることが重要だそう。回転させる方法はかなり効果的なようで、ネットショップなどで専用のグッズも発売されています。電池式や手動式などがありますが、屋外では電源の心配のない手動式が便利ですね。
氷に塩をかけるのもおすすめ
手元に塩があるときは、塩を入れた氷水の中で缶ビールを冷やしましょう。水の温度が下がることで冷却時間の短縮に繋がります。これは、氷が溶けると周りの水から熱を奪う性質を利用したもの。キャンプやバーベキューをするときは調味料を持参することも多いので、すぐに試せるのも嬉しいですよね。
時間があるときは缶ビールに風を当ててもOK
「そもそも氷がない」「氷が全部溶けてしまった!」というときは、水で濡らしたキッチンペーパーを巻いた缶に、風を当てて冷やす方法もあります。手軽にできて放っておくこともできますが、少し時間がかかるのがネック。ポータブル扇風機などがあり、時間に余裕があるときには試してみてもよさそうです。 ちなみにクーラーボックスで冷やすときは、氷だけでなく水も入れるとより効果があるそう。「どぶ漬け」といわれる方法で、お祭りなどで大きなボックスに氷水と飲料を冷やしているのをよく見かけますよね。氷水は冷えきると4~5℃となるため、缶ビールも同じ温度になります。缶ビールをもっとも美味しく飲める温度をキープできますよ。 いずれにしても屋外でキンキンに冷えたビールをすぐに楽しむためには、氷を持っていくのがマスト。自宅から持参したり、ロックアイスを購入できる現地のお店をチェックしておくのがおすすめです。
野中陽平