ビジットはちのへが作製した八戸えんぶりのポスター＝26日、八戸市

　国の重要無形民俗文化財に指定されている「八戸えんぶり」のPRに向け、八戸圏域の観光推進を担うビジットはちのへは、2024～25年度のポスターを作製した。勇壮な太夫による摺（す）りや華やかな舞で八戸地域に春を告げる郷土芸能への誘客を図る。 　ポスターは八戸市の赤間印刷工業に制作を委託。白と青の色調で冬の神秘的な雰囲気とし、雪の舞う情景に、力強い太夫を配置した。背景は光が差し込むようなデザインで春を呼び込む描写を表現した。 　ポスターの大きさはB1判とB2判の2種類。八戸エリアなどの観光、宿泊施設、大型商業施設などに掲示される。青森県外では行政、観光の関係団体や交通機関などに配布した。 　八戸えんぶりは毎年2月17日から20日まで行われる。ビジットはちのへの担当者は「えんぶりの開催が迫っている。県内や首都圏からたくさんの観光客に来てもらえるよう機運醸成を図りたい」と話した。