ハリー王子、英国の帰国を着々と準備中?親子間、兄弟間のわだかまりの現状とは
アピール作戦
コミュニケーション面では、ハリー王子が根本的な戦略変更を選んだようだ。ハリウッドの「広報担当者」に疲れたため、2023年末に10人目のスタッフが辞めたと報じられている。ハリー王子夫妻のコミュニケーションディレクター、クリスティーヌ・ウェイル・シャーマーが3年間の良好なサービスの後に辞任した。この決断は、ハリー王子が今後の活動において、よりイギリスの元同僚たちとの相談を重視する可能性があることを示している。 よくよく考えてみると、ケイティ・ペリーのコンサートやバスケットボールの試合に参加したり、Netflixのためにポロのショーを準備したりすることだけでは、ハリー王子は十分満足できなかったのかもしれない。しかしながら、「ダーティ・ハリー」がそう簡単に復帰するとは考えにくい。チャールズ3世は、和解の可能性に「オープン」とされているものの、息子の連絡や訪問を避けていると言われている。ハリー王子の兄であるウィリアム皇太子は、ハリー王子が彼の妻キャサリン皇太子妃についての暴露を書いた本に困惑しているとされており、和解を望んでいる弟に対して冷ややかな態度を示している。カミラ王妃についても、ハリー王子が彼女を「危険で意地悪」と評したことを考えると、心から歓迎するとは限らない。また、ハリー王子の友人たちは、彼がアメリカでの生活や新たな素晴らしい友人たちを手放すことには興味がないと火消しを試みている。ハリー王子の複雑な状況に比べれば、自分たちの生活はずっと楽だと感じられる。
text: Chloé Friedmann (madame.lefigaro.fr)