「びよんびよんなフロントフォークのネジがっ!」【プロカメラマン】ダックス70に七転八倒4回目
ボトムケース下のボルトが外れない!
こんにちは! カメラマンの小見です。 前回は、フォークの脱着までをお伝えしました。その続きです。 【画像ギャラリー 33枚】「びよんびよんなフロントフォークのネジがっ!」【プロカメラマン】ダックス70に七転八倒4回目……の写真を見る! 「びよよ~ん」とダンパーがまるで利いておらずオイルも漏れたままのフロントフォーク。これは、持ち主である隣のせいちゃんからの当初の要望(12V化やスロットル系修理など)こそ一応片付けたとはいうものの、そのまま返す前に整備した方が良かろう。そう打診してみると、できたら整備してほしいとのこと。 ところが。 実際取り掛かってみると、フロントフォークはボトムケース下側のボルトを外すのが定番セオリーと思ったのに。ネジを外そうにも外れない。しかも締め込んで増し締めしてみる作戦もできなくなってしまったのです。 瞬間的入力で大抵は何とかなるはずなんだけど、なんでだ?と四苦八苦。数日後にご近所のホンダ系列の老舗であるドリームハウスさんにフォークを持ち込み、エアインパクトやら差し込む固定工具やらで回してみても、内部が滑ってダメ。 このままではインナーチューブが外せない!と、一同考え込む事態に陥ったのです。 ※以下「■~」は写真の説明文。写真は【画像フォルダー】にまとめてあります。 ■このボルトが今回の騒動を引き起こしたプラスネジ。じつは禁断の扉だったのです。油のにじみが無かったら放置しておくべきボルト。 ■車体から外してライトステーなどのカバー類を撤去したDAXのフォーク。年式によって違う形式もありますが、このタイプはメッキのカバーがボトムケースにはまっています。 ■カバーの中で水分が熟成?されていたようで、オイルシールとサークリップ付近はこのとおり。 ■インナーチューブの外側についているスプリングも、下側が特に酷くてこのありさまです(泣)。 ■外側はともかく、インナーチューブに接触するであろう内側も丁寧にサビ落としをしてみます。 ■ボトムケース下のボルトが抜き差しならない状態に陥ってしまい、ドリームハウスさんに相談へ。やっぱりインパクトを使っても、中に金属の棒でストッパー役を差し込んで固定してみても、緩めも締めもできず一時は「どうしましょう?」状態に。 ■パーツリストからの推測でオイルシールを外して抜く決断をしてみると……抜けました。なんか普通のフォークを思い浮かべると足りないような気分です。 ■いろいろな特殊工具や治具を出していただいて、ドリームハウスさんにはお騒がせしてしまいました。 ■DAXのフォーク、この分解図が原因究明に役立ちました。最初に見ておけば良かったですね。
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