発祥の地・神戸で「豚まん」イベント開催、全国各地から自慢の味が集結
11月11日は「豚まんの日」。「11」がブタの鼻の形に見えることから、その日にあわせ「豚まん」誕生の地とされる神戸の中華街「南京町」(神戸市中央区)を中心に、2011年から毎年「KOBE豚饅サミット」が開催されている。2024年は11月16・17日の2日間、全国各地から豚饅自慢の店舗が集結し、各店の趣向を凝らした「豚まん」が楽しめる。 【写真】「KOBE豚饅頭娘コンテスト」の賞品は「豚饅1年分」 「みんなの豚まん ぱおつーしん」サイトによると、日本における「豚まん」誕生の歴史は、100年以上前に遡る。1915年に神戸南京町に出店した「老祥記」(神戸市中央区)の創業者である曹松琪(そうしょうき)氏が、子どもの頃から食べ親しんでいた中国の天津地方の饅頭(まんとう)である天津包子(てんちんぱおつー)を、日本人に馴染む物にしようと考え、日本人好みの醤油味をきかせた商品として「豚饅頭」略して「豚饅」と名付けたのがはじまりとされている。 そして一説によると「豚まん」と呼ぶのは、兵庫県、大阪府、奈良県、和歌山県などが中心で、それ以外は「肉まん」と呼ぶのが一般的だとか。確かに同じ関西でも、京都在住の弊社スタッフは「豚まん」呼びはしっくり来てない様子・・・。 また、筆者が神戸で行列ができているなと思って見に行くと、行列の正体は流行りのスイーツ等ではなく「豚まん」だったなんてことも。「豚まんに並ぶ」は神戸の日常の風景と言っていい。そんな「豚まん」大好き関西人必見のイベントが「KOBE豚饅サミット」だ。 13回目の開催となる2024年は、神戸の老舗中華やパン屋、ホテルなど多様な店がイベント限定メニューを販売するほか、日本三大中華街の横浜・長崎など全国各地から豚饅自慢の店舗が集結し、11月16日・17日に「南京町広場」を中心に、各店の趣向を凝らしたさまざまな「豚まん」が楽しめる。 当日は、神戸の行列のできる人気豚まん専門店3店舗による限定特別セットも登場する。「元祖豚饅頭老祥記」(神戸市中央区)からは「輪島朝市」(石川県)「伊藤グリル」(神戸市)のトリプルコラボレーションメニューが販売される。 そのほか「神戸ポートピアホテル」(神戸市中央区)の広東料理「聚景園」も毎年異なるオリジナル豚饅をプロデュース。10回目となる今回は、四川花椒紛を効かせたコクのある麻婆豆腐を餡にした、今回の豚饅サミット限定商品「【旨辛】麻婆豆腐豚饅」(350円)を販売する。 上記商品の販売は、昼11時から夕方5時まで。なくなり次第終了。場所は「南京町広場」「曹家包子館」「大丸神戸店」1F北側外廊で、商品によって販売場所が異なるので、詳細は公式サイトの確認を。