阪神・才木浩人、来季の打の目標は「ヒットは10本、ホームランは2本」SSK社のプロスタッフ会議参加
阪神・才木浩人投手(26)が6日、大阪市内でアドバイザリースタッフ契約を結ぶSSK社のプロスタッフ会議に参加し、来季に使用する用具の打ち合わせを行った。今季自己最多の13勝を挙げた右腕は来季、10安打、2本塁打を目標に掲げた。打席でも存在感を示し、さらなる好成績につなげる。 エース級の活躍を果たした一年に満足しない。自己最多の13勝から上積みするために、マウンドだけでなく、打席でも輝きを放つ。アドバイザリースタッフ契約を結ぶSSK社とのプロスタッフ会議を終えた才木は、驚きの目標をぶち上げた。 「今年はヒットが3本。二塁打も1本打っている。来年こそはホームランを狙いたい。ヒットは10本、ホームランは2本ぐらい目指したい」 グラブ、スパイクなど来季使用する用具は今季と変えないことを決めた会議では、バットに関する話題で盛り上がったという。今季の安打数はキャリアハイながら「(7安打を放った西勇から)『バッティングがヘボいから』となめられている」と悔しがった。 今季は打線の援護に恵まれないこともあり、1―0での完封勝利を2度達成。お立ち台では「もうちょっと点を取ってほしいですねえ…」とジョーク交じりに話したこともあった。来季は打線のアシストを願いながらも、9人目の打者として加勢する。 目標達成へのハードルは高い。阪神投手の2桁安打は2003年のムーア(14安打)が最後で、日本選手では1998年の藪恵壹(11安打、本紙専属評論家)までさかのぼる。さらに直近で2本塁打を記録したのは86年のゲイルで、日本選手なら81年の山本和行(3本塁打)以来。本塁打も2022年に西純が放った後は、2シーズン出ていない。それでも才木は「神宮と東京ドームで1本ずつ」と、狙いどころを定めてニヤリと笑った。 「(バットを)使いこなせるようにしたい。じゃあすみません、このあと素振りをしないといけないので…」と、取材を切り上げた右腕。9年目の来季は、快投と快音の〝二刀流〟でさらなる高みを目指す。(須藤佳裕) ★才木モデルのグラブ大人気
才木は今季からSSK社とアドバイザリースタッフ契約を結び、自身モデルのオーダーグラブなども誕生した。担当者は「プレミア12の効果もあり、弊社が当初に予定していた想定の倍以上の売り上げは見込めます」と人気ぶりを証言。才木は「成績を出したらみんなも買ってくれると思うので、しっかりと頑張りたい」と意気込んだ。